@千曲市更埴文化会館あんずホール
作:モーティマー大佐
出演:群馬県立伊勢崎清明高校演劇部
なんというか…『アナ雪なんてみない』というタイトルと中身の解離っぷりに驚かされたのは私だけじゃないはず…。衝撃的でした…。
今回私は,開演前にパンフレットと速報あんずっこを読んで事前に情報に目を通すようにしていたのですが,南関東大会の山梨県立甲府南高校『秘密の花園』並みに謎のベールに包まれている学校がここでした…。ので,幕が上がって(これはアナ雪なんて単語は絶対に出てこない!)と察した瞬間から,この作品の世界にたゆたうことにしました…。フラフラ。
出ずっぱり!5人ともほぼ,出ずっぱり!
舞台に出演していないときは椅子で待機…というのは,その昔長野県松本美須々ヶ丘高校『血のつながり』で初めて観て,すっごーい!と衝撃を受けていたものでした…。今回も,(あの子達は姿勢崩れたりしないんだろうか…)とちょっとドキドキしながら観ていたのですが,視線や座り方がずっとキープされてて,地の力があるからこそできるんだろうなーと思ったものです。
キャラクターによっては椅子をすーっと下げてから出てきたり。面白かったです。←というかあの椅子高そう…。サラ舞台だからそこでバランス取ってるんだろうなぁ。
話は…すみません!(;▽;)途中からついていけなくなっちゃいました…!
聞こえてくる言葉をつい漢字に変換しようと思って考えて,気づいたら話がちょっと進んでたり。あっ,待って待ってと思ううちに周回遅れになった気分です。
そう。なのでストーリーについては何も言えないのですが,出ずっぱりの役者さんみーんな,力がある方ということはすんごい伝わってきました。声の出がみなさんすごくよくて。女のひとでドス効いてる声とか出せると,(おぉ~)っと圧倒されちゃいます。しかもそれが高校演劇特有の嫌な感じの声じゃなかったので聞きやすかったです。
女の人も役名があるわけじゃないし,衣装は皆さんほぼ一緒だし,どなたがAでどなたがBとかわからないのですが…ちゃんと舞台上では見分けがついたし,セクハラとかではなくご自身の身長や体型を生かしているお芝居だったので,この5人じゃないと出せない世界観なんだろうなーと観ながら感じていました。ボスっぽい感じの方が,個人的に素敵だな~と思いました…。
観る側にかなりの想像力を求めるところは,演劇ならではだなーと改めて再認しました。そして私はまだまだということも改めて実感…。
あえてその地域の特性を扱ったり,脚本に盛り込むあたりは高校演劇だからこそだろうなとも思います。そう見ると教育的な作品でもあるのかな。国定忠治について,私も勉強したいと思います…。
伊勢崎清明のみなさん,お疲れ様でしたー!
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