@塩尻市レザンホール
作:たかのけんじ
出演:長野県塩尻志学館高校演劇部
今回もわざわざ東京からレザンまでおでかけしてしまった私ですが,行こうと思った理由の一つがたかの先生の新作を拝めるということでした~。私が高校生で現役バリバリだった頃の顧問の先生達といえば,今は他の地区に異動されているか管理職になられているか,中信にいらしても顧問はされていないのかな?みたいな感じで,私の中ではたかの先生もそういった先生のお一人だったのです。昨年までは。
しかし!どうやら志学館に異動されたようで!久々に「たかのけんじ」の作品を今年の地区で拝めたのです!短めのお芝居だけど,生徒さん達もたかの作品についていこうと奮闘しているところが観られて良かったなーと思っていたのです。しかも地区大会の時点で,1ヵ月後に同じ作品で自主公演をやると決めてチラシも作っていたから,超精力的。
その自主公演から1ヵ月で新しい作品作っちゃうって,どんだけやる気があるんですか…。
そう。先生も部員の皆さんもやる気があることはすごーく伝わってきました。
観ていて,かつて美須々で(豊科?でもかな?)上演されていた水前寺清子をモチーフにした『民子のマーチ』を思い出しました。コンパクトな舞台のつくり(星のモチーフがある水色の布がどこかの国旗のようだった…。あとそこに一枚布をぴらってやるだけでパリになるとか面白かった。)で,ご年配の方が集まる場所なんかで巡回して公演しそうだな~って。(坂本九が題材な時点で,私より上の年齢の方を狙っている舞台だよなって思います。笑)でもって,このレザンの公演だけで終わるのは絶対もったいない!ぜひ作り込んでもらって,もう一度観てみたいなと思います。
ストーリーとしては坂本九の生涯を追う…という感じ。ストーリーテラーがいて,それとともに舞台を回していく感じ。初めて知る情報も多くて,なんだか勉強になりました。笑
出演しているのは全員女の子なのですが,カツラをつけて九を演じたというところがまずすごい!本気さが見えました。九役の方はタッパもあるし舞台映えする方だな~。ただ生歌となると,ひゃーどきどき!となってしまうところも多くて,これからのトレーニングに期待したいです。九役の方に限らず,志学館の皆さん全体の発声は気になったかもです。会場も大きかったけど,もともとの大きさがもう少し…というところで,体の芯から出せるようになると安定するし音域も多少広がるんだろうなと思います。
あとあと。坂本九を語る上で御巣鷹山の事故は外せないと思うんですが,そのシーンが燐光群『CVR』を連想させました。あぁー。ドキドキするシーンだった。
やっぱり前回の『ホッカイロ女』で活躍していた女役のお二人が今回も舞台を引っ張っているな~と感じました。力のある役者さんですね。何年生の方かわかりませんが,伸びしろもありそうで今後が楽しみです。
思ったことぽぽぽーんって書いちゃったので,まとまりがなくてすみません。
たかの先生体制の志学館が予想以上にモチベーション高くて,良いな良いなー。松本の高校のいけいけごーごー感とは違う感じで,志学館や田川も存在感を出していってほしいなと個人的に思ってます。笑
志学館のみなさん,お疲れ様でしたー。
No comments :
Post a Comment