Saturday, June 6, 2015

~中信高校演劇連盟春季講習会・松川高校演劇部全国大会出場記念公演ゆめ舞台2015春~ 長野県松川高校演劇部『べいべー』

(まつもと市民芸術館webサイトより)

@まつもと市民芸術館主ホール

作:青山一也
潤色:長野県松川高校演劇部
出演:長野県松川高校演劇部

(タ,タイトルが長い…!笑)

Twitterでフォローさせていただいている松川のOGの方から,今回の公演を知りました。
長ーいタイトルの通り,長野県の中信地区の講習会の一環として,今回公演を打たれたようです。

思い起こせば中3~高3の時と学部4年の時に,私もこの講習会参加しました…!(昔は中学生と高1を対象にしてた。気がする。ちなみに学部4年次は教育実習生として部活の副々顧問的な感じでちゃっかり参加しました♡←)
なので6回目…?今回は公演を観ただけで講習の中身はわかりませんが,というかもはや自分が何者なのかよくわかりませんが,多分この講習会の内容が私の知る6回でいっちばん濃かったのでは!!!
だって全国レベルの公演が観られて,その裏側まで垣間見れちゃうのだもの!!!(ここは一般の人NGだった。見られるものなら見たかった…。)

いいですね…。素敵な企画ですね…。あと他地区が他地区を呼ぶから成立するんでしょうね…。(同じ地区内でやられたら,きっと私は嫉妬しまくって落ち着いて観られない。笑)
普段も地区大会でお互いのお芝居って観てると思うんですが,中信のひとたちが観客100%でひとつの同じものを観ることに意味があるんだろうなとも思いました。(うまく伝わるだろうか…。)

さて!2015年度版,新生『べいべー』についてです。
そうそう,私はこの舞台を県大会でも関東大会でも拝見していて,当然ですがそのときのメンバーとパフォーマンスがオリジナルだと思っているので,どうしても新鮮な目では観られませんでした。今回のメンバーでは初めて,トータル3回目の観劇の感想です!
(今までの松川『べいべー』の感想はこちら。)

今まで,カンパニー(学校)やメンバーを変えての“再演”というものはいくつか観たことがありますが,キャストやスタッフが一部替わって&年度をまたいで同じ作品を観るということがなかったので,新鮮というかなんというか…不思議な感じでした。
しかも2月にキャストとして出演していらした方(Twitterでフォローさせていただいている彼女)が客席にいて,私と同じものを観ている…ということがほんとーにたまらなく不思議でした!

そして改めてわかりました。
この作品,父と母とももとたかしの4人が,60分の流れを決めるなぁということが。いや,今さらすぎるんですけど,この4人が全員替わっていらしたので,実感しました…。
私はどなたが何年生の方かわからないのですが,前回のパンフレットにお名前がない方はおそらく新入生さんなんだろうなーと思います。高校に入学して2ヵ月でこんな大舞台に立つなんて!すごいな~と思いながら見守っていました…。
そういう温かい眼差しを送りたい気持ちが大きいですが,今回の冒頭はなんだか間延びというかなんというか…?何だろう。喋り方がべたーっとしてるなーと思ったということも,書いておきたいと思います。不自然というか必要以上に延びてるというか。きっとここでお客さんを自分達のペースに乗せられたら,もーっと笑える舞台になれるはず!だと思います!

もも役たかし役の方は,前回は別の役として出られていた方だったので観ていて新鮮でした!特にもも役の方。見える風景も気持ちも全然違うんだろうなぁ~と思いながら拝見しました。ちゃんと脱けんたくんでももちゃんだったので,この方のお力を感じました。

だからかりんちゃんが出てきたときはほっとしたというか安心したというか,(超安定してる…!)って思いました。「ぷっはー…」とか。(そうそうこれこれ!)って。笑

あと多分気のせいなんですけど,さくらちゃんは声の出し方が何だか前と違うようなそうでもないような…?いや多分会場の違いによるものだと思います。

そうそう。けんたくんがガチで男の子になるとああなるんですね。ちょっとドキドキしました。笑
「さぁ僕の胸に…」の一連の動きは,まだはっきり決まってないのかな??以前がキレキレだっただけに,模索中!!!という感じが伝わってきました。NEWけんたくんの口説きに期待です。笑
←そしてやっぱり男性があの衣装着ると,ふくふく感がなくなっちゃいますね…。線の細い方だったので余計に。


年度をまたいで全国って,絶対大変だと思うのですよ。1,2年生だけで関東まで行って全国を掴んだとしても,新たに入ってきた1年生を既に作られた作品の世界まで引っ張りあげないといけないし,今回の松川のように関東で3年生が卒業したらメンバーも作品も再編成しなきゃいけないし。

今回拝見していて,何となく「3年生が抜けた穴を埋めた」感じの舞台だなぁと思いました。例えば,今回のももちゃんもたかしくんも,特に見た目が前のキャストの方を意識しているなとばっと観て思いました。元々の完成度が高かったし,そういう形を目指すことが良い悪いと言いたい訳ではありません。(年度をまたぐって,こういうことなんだぁ)としみじみ実感しました。
だけど私は前のキャストの方のコピーを見たいのかと聞かれたらそういう訳でもなくて,というかそういうことするとこの舞台絶対つまらなくなると思うので,このメンバーの間合いとか言い回しとかを大切にしつつ,持っている引き出しを生かしていけるといいんだろうなーと思いました。

言いたい放題ですみません…(笑)

あと細かいところですが,
アクティングエリアがたまに曖昧になっちゃうのと,
たかしくんが天パーと言われている割にはストレートに見えたなと思ったのと(私の視力の問題かも),
ももちゃんのうっふ~んのやつはもう少し下に付けても良いかな?と思ったのと(見えにくかった)…。あ,そいやっさ!は私は見慣れていたので良かったけど初見の方は何が起こったかわからないまま隠されちゃう気がするのでもう少し見せても良いかなと思ったのと,
ラストの赤ちゃんの泣き声とゴンチチのかぶりが微妙な聞こえだったのと,
最後の緞帳はもう少し早いタイミングで下ろしても良いかな?と思いました。
あくまで3回目の,観る目が無意識のうちに厳しくなっている一観客の感想です!

でもほんっとにこの舞台大きくて,大変だと思うんです!松川の皆さんは初めて使う場所だったんですよね,きっと。
入部間もない1年生も多い中で,今年度が始まって2ヵ月でここまで持ってこられたことがすごいです!
全国の本番まであと2ヵ月弱…。ここからの新生『べいべー』の成長が楽しみです!

松川高校の皆さん,遥々松本までお疲れ様でした。
そして刺激的な時間をありがとうございました☆


+++

2015.6.7つけたし。
そういえば関東大会で指摘?されていた(気がする)「自衛隊のパパ」「脳みそまでマッチョ」のあたりのせりふ。
何が変わったのかなーって思って聞いてたんですが,どこがどうなったか見抜けませんでした…。ぬー。ざんねん…。(―  ―)

2015.6.11つけたし。
さらにそういえば,お医者さんの衣装はあれで良いのかしら…。ワイシャツをインしなくて良いのかしら…。なんかすごくだらっと見えたのだけど,そういえばお医者さんて白衣の下は何着てるのかしら…。(もんもん)

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