Saturday, November 1, 2014

第31回長野県高校演劇合同発表会 長野県坂城高校演劇部『158.9』(原題「151.8」)

(長野県高校演劇合同発表会パンフレットより)

@ホクト文化ホール

作:安部雅浩
出演:長野県坂城高校演劇部

タイトルはずいぶん大昔から知っていたのですが,作品自体を観るのはこれが初めてでした。こんな話だったのですね!
散り散りになっていく家族と,家族になろうとしているひとたちの対比が面白かったです。

ギャグをギャグとして演じられるのって,結構大変なことなんだろうと思います。思い切りがあって良かったです。

祥子ちゃん役の方の声が,とっても素敵でした…♡
クリアに通るとか,艶っぽいとかではないのですが,印象的なお声!
私は自分の声があまり好きではないので,良い声ってとっても憧れです。おそらく2日目には松川高校の開演前の影アナをされていて,素のお声が聞けたのも嬉しかったです。

お父さん役の方は,講師の先生も仰っていましたが若く見えて若く見えて。見た目も中身も。
ギャグでテンションは上がるものだと思うのですが,もう少し落ち着きがほしかったです。
お父さんのせいなのか脚本のせいなのかはわかりませんが,お芝居の前半はなんだか冗長に見えてしまいました…。爪切りとかそのあたり。

あと新婚夫婦は『クレヨンしんちゃん』のみっちーとよしりんみたいで良かった…(笑)。
知子さん役の方が棒読みぽかったのは気になりましたが,それもせりふの中身と…マグロ?カツオでカバーされていた気が…(笑)。

今時の子なら,写真撮るならデジカメじゃなくて携帯やスマホなのでは?とも思ったんですが,「お父さんとツーショットの写真がない」と聞き,(あぁー,ちゃんと残したかったからデジカメなのかな)と思えました。

はっ!ホリゾントがあるのは私も気になりました!
最後何かあるのかなーって。
でもなくて,期待していた気持ちがしぼみました…。見える・ある以上,意味があるというか,つけなきゃいけないし,それがないのなら隠す,消す作業が必要かなと思います。
あと気になったところつながりで,センターのふすまのすぐ右の…ベニヤ?と,確か下手の壁で使われていたベニヤ?のラインがガッタガタのが気になりました。特にセンターは一番視線が集中するところだと思うので,気を配れると良かったと思います。

でも最後の「158.9!」って壁にぐわぁ~って書くところは圧巻だったのと,ラストの柱にピンポイントで照明が当たるところが,とっても印象に残りました。

“高校演劇といったらこんな感じ!”を観られた気がします。
坂城のみなさん,お疲れ様でしたー!

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