Saturday, August 30, 2014

長野県松本蟻ヶ崎高校演劇部 自主公演『Nippon, cha cha cha!』

@長野県松本蟻ヶ崎高校同窓会館

作:日下部英司
出演:長野県松本蟻ヶ崎高校演劇部

あの…まず…すみません、タイトル間違って認識してました。“cha! cha! cha!”かと思ったら、“cha cha cha!”だそうです。そんなに元気のあるタイトルじゃありませんでした(笑)。文化祭パンフレットがびっくりマーク3つだったので…。
文化祭公演のタイトルも修正しておきました。(文化祭公演の感想はこちら。)

地区大会前に拝見できるというので、お邪魔してきました。
場所は蟻ヶ崎の同窓会館。すごーい。同窓会館とか、歴史のある学校だからあるんでしょうね…。会場は2階でしたが、1階の机とか椅子とか素敵でした。あと草間彌生の作品が壁にかかってました。すごーい。
…といっても、思い返せば2011年にも『神々の国の首都』の通し稽古を拝見させていただいたときにお邪魔した場所でした…。

一度観た作品を短期間で、キャストやスタッフがほぼ変わらず観るのは久しぶりです。
文化祭の時はできたてほやほや!(それでもだいたい出来てる。小鹿だけどもう立ってる感じ。)だったのが、今回は小鹿がてけてけ安心して歩けるようになってました。うまく言えなくてごめんなさい。

全体的に、洗練されてきた!という印象です。

前回一番気になっていたホンの部分、蟻ヶ崎の終わり方(まとめ方)ですが、一つの答えを見られたように思います。空港のホームルーム、なんだかぐっと来ました。
でも蟻ヶ崎→普天間南の切り替えは、心なしかだらっと見えてしまったような。体のキレなのかな?慣れの問題なのかな?
すごい(言い方悪いですが)平板な終わり方なのかなと一瞬思いましたが、最後の最後はいろいろ想像できてよかったです。今この文章を書いていて、2008年に観た長野県田川高校の『もやしの唄』のラストを思い出しました。(←目の前にいる・あるものと、聴こえる音の次元が違う感じが。)
照明と、それに合った音響がつくのが楽しみです。

そうそう。今回一番見入ってしまったのが、蟻ヶ崎の担任役の方!前回は別のキャストの方だったので新鮮でした。
艶っぽくて素敵ですね…♡
目で演技できるって、素敵ですね…♡♡
間の取り方とか、すごくよかったです。
前回の方が、雰囲気が日下部先生だとすると、今回の方はせりふは日下部先生だけど、きちんと自分の物にできていた感じでした。
茶目っ気のある先生で、生徒に好かれそう…。
でも口紅の色が、もう少し若い色でもいいのかも。私の好みですが。

あとあと、今回2度目を観て自分の中で発見だったのが、安達祐実役の方の普天間南版の方で、ワークショップをやってるシーン。
安達祐実としての被災の状況を聞いているので、ワークショップで苦しんでるのもなんとなく自然なんですけど、いやいやこれは違う人だ、と思って。そうするとこの子は、米兵さんにレイプとかされた経験があるのかしら…とかふと思ってしまいました。
そういう発見です。

今回気になったのは、最初の「普天間南高校の人ですよね」でぱんつが見えてしまったので、本番の下着の色は大事だなということと(笑)、音響でしょうか…。

はじっこで観ていたのでスピーカーが近くにあったんですが、(あぁ…このタイミングで…流れるん…ですね?)と感じる箇所がいくつかありました。
(きっとここで流したいんだな)というシーンの直前に流している感じで、取って付けてるような印象も…。そうすると浮いて聴こえてしまって。ちょっと残念でした。
でも拳銃の音は良くなってました!重みのある音に!『MOZU』みたいな感じで良いです!

あ、残念といえば、肉まんのところは私としてはいまいちでした。いまいちというか、私の処理が追いつかなかったです。すいません…、

いろいろ書きましたが、みなさん間が確実によくなっていて、安心して観られました。これだけ人数がいるのに、悪目立ちする人がいないってすごいです。(ほめてます!)
あと高校生のキラキラ感がまぶしかったです。
あと蟻高うらやましいなーって思いました(笑)。
あとあと最後に、上演後の部長さんのあいさつが素敵でした。
メインのお客さんであるおばさま方に、「お気をつけてお帰り下さい」が丁寧だなーと思いました。とっさの一言かもしれませんが、素敵な心配りですね。

蟻高のみなさんの地区大会の成功、お祈りしています。

No comments :

Post a Comment