◇STAFF
監督:鶴橋康夫
脚本:川崎いづみ/高山由紀子
原作:高山由紀子『源氏物語 悲しみの皇子』
◇CAST
生田斗真/中谷美紀/真木よう子/多部未華子/芦名星/蓮佛美沙子/榎木孝明/東儀秀樹/甲本雅裕/尾上松也/室井滋/佐久間良子(特別出演)/田中麗奈/窪塚洋介/東山紀之
(2014.8.9 DVDで鑑賞)
何を隠そう!私はジャニーズで誰が一番好きかと聞かれたら,迷わず生田くんと答えます!
そう,生田くんが,好きなんです!!!!!!!!!笑
山Pと風間くんと3人で並んで歌ってる時期とか…ピークでした…。(オーバーオール着て「ネコネコロケット」とか歌ってたあたり…。)
まさかこんな立派になっちゃうとは…。←
なので,観たい観たいと思っていたのです。はい。
あと,私「源氏物語」自体も好きなのです。大和和紀の「あさきゆめみし」も,高校生の時に国語の先生からコミックス全巻どーんといただいて(笑),そこからどっぷりはまりました。あ,でも宇治十帖編は全部読んだか微妙かも…。
まぁとにかく好きなもの×好きなものなのだから,テンション高かったです。鑑賞中。
いやー…キャストが良かった…。
(中谷美紀じゃなかったらこの役は誰だろう?大竹しのぶとかかな?)とも,観ながら考えたんですが,中谷美紀の艶っぽさと気高さは他の誰にも出せないのだろうなと思いました。
あと!意外だったのが田中麗奈!まさか彼女が六条の御息所なんて!なんか…地味に(そういう年になったんだァ…)と思いました。やっぱり「あさきゆめみし」のビジュアルがイメージとしてあるので,もっと年上な感じがあったんですが…そうか,当時の結婚年齢とか考えると,それくらいが妥当なのかもしれない…。
呪ってるのにきれいでもあって…不思議な映像でした。葵の上が出産時に憑りつかれて,声が御息所になってるあたりとか,よかったです。「多く愛した方が負け!」っていうせりふを聞きたかったけど,それに似たせりふがあったので満足。
そして真木よう子…。桐壷であっさりと死んじゃって(えっ,うそーん!)と思っていたら,藤壷もやっていたので納得。桐壷が正妻に首絞められた時のドスの効いた声が,たまりませんでした…。(好き!)
藤壷の,「愛しいあなたを地獄へ落とすわけにはいかない」でずきゅーんとやられてしまったのに,
源氏の「もう落ちている」でばきゅーんと,トドメを刺された気持ちです。
なんだあれ。
なんだあれ!(大事なことなので2回)
確かに,あーーーーーーんな超大作を書いた理由,書き続けた理由って考えた時に,
虚構と現実が交錯していくという発想は面白かったです。
文学でも,絵でも写真でも,あるいはお芝居でも,やっぱりつくるものってそのひとの「子ども」で,思いが詰まってる「生き物」だと,思うんですよね。
紫式部が生かした「子ども」に思いを寄せると,いろんな想像が働いてきそうです。
でも,鬼になる前に自分で収束できた紫式部は,よく自分をコントロールできているなとしみじみ思いました。
「源氏物語」に出会ってから,私はこの中だったら誰みたいなんだろうなと考えることがあるのです。どこかで御息所っぽい要素があるなーと正直思うので,誰かを呪い殺さないように気をつけなければ…。
あ。それからそれから,やっぱり源氏と藤壷のような恋は「地獄」なんだなと。
昨日観た映画も,この恋は地獄だと渡部が表現していたので,昔から地獄ってあるし,そこで苦しむことに関しては今もそう変わりないんだなと感じました。
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