監督:吉野洋
原作:ひうらさとる
脚本:水橋文美江
音楽:菅野祐悟
◇CAST
綾瀬はるか/藤木直人/手越祐也/板谷由夏/安田顕/松雪泰子
製作国:日本
公開:2012年
上演時間:110分
(2015.11.2テレビで鑑賞)
実家でずーっと録りためていたのですが,友人の結婚式で帰省したときに勢いで再生しました。
普段は「人の力動が見えるやつが好きだ」とか言ってますが,たまにはこんな,ハッピーな気分で観られる映画も良いですね。
私,『ホタルノヒカリ』はドラマでしか知らなくて,しかも2から観始めたのですごい中途半端なかじり方なんですが,それでもちゃんと楽しめました。綾瀬はるかのお芝居をじっくり観たのもこのドラマが初めてかもしれない…。
とにかく,綾瀬はるかがキュート。あんまりこの女優さんのドラマとか映画は見たことないのですが,地の綾瀬はるかがすごく良く役に滲み出てる感じがします。なんか,語尾に「~ですにゃん」とか「ぶちょお~」とかいかにも漫画ちっくなせりふが出てきても,綾瀬はるかが言うとすんごいすんなり聞こえちゃうからスゴイ…。例えば“嬉しい”も“不安”も,全部ストレートというか体当たりというか…素直に出しているところが,綾瀬はるか演じる蛍ちゃんの魅力なんだろうな~。そんなことがじんわり伝わってくるお芝居。
あと松雪泰子が良いよね…。葛河思潮社の『浮漂』や『背信』とか観ると,しっとり大人の女性…という感じなのですが,干物っぷりというか人生やさぐれてる感というか,そういうギャップのあるお芝居が面白かったです。見た目は干物なのに,それでもどこか品があるから,やっぱり美しかったです。
(それと比べて綾瀬はるかの干物姿は,なんだかものすごい親近感…。あの親しみやすさが支持されるのだろうな…。笑)
そうそう。綾瀬はるかと松雪泰子の2人でぶちょおを探し出すところとかは,ちょっと強引だろとかイヤそれはないっしょとか思ったりもするのだけど,こういう映画だからまいっか的な。。。笑
あと移動するので当然風景も変わるのだけど,イタリアの景色とか,おしゃれな街の外観がサラリと組み込まれていていいなーと思いました。ホテルからの景色も好きだなぁ。
映画『冷静と情熱のあいだ』を観て以来,イタリア行ってみたいなーと思っているので,いつか果たせるといいなと思っています。
肩ひじ張らずに楽しく観られる&ハッピーエンドが約束されている映画も,気持ちを切り替えるには良いですね。キュンキュンしながら観られた110分でした。私も分類的には干物なはずなので,蛍ちゃんのようになれるはずと思いながら日々仕事に励みたいと思います。笑
(あ。あと音楽が菅野祐悟なんですね。『MOZU』との振り幅の大きさを実感しています…。)
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