監督:深川栄洋
原作:夏川草介「神様のカルテ」(小学館文庫刊)
脚本:後藤法子
音楽:松谷卓
◇CAST
櫻井翔/宮﨑あおい/要潤/吉瀬美智子/岡田義徳/朝倉あき/原田泰造/西岡德馬/池脇千鶴/加賀まりこ/柄本明
(2014.12.30 テレビで鑑賞)
この原作が長野県の松本市が舞台ということはずいぶん前から知っていたのだけど,読んだことも,映画を観たこともこの日までありませんでした。ただ,原作は3まで出ているし,映画も2まで作られているので,人気(?)はあるんだなぁと静かに感じ取っていました。
で,せっかく年末年始で帰省しているし,実家のテレビに録画してあるので,観てみようかな~と思って再生してみました。
特に大きな事件や何かがあるわけではないのだけど,じんわりする,良い作品でした。
一止の心の葛藤が見えて,とてもよかったです。
あと,周囲に頼れる親類がいない中で病気になったときの恐怖や不安,孤独を少し感じることができたように思います。加賀まりこ,よかった…。
そうそう。私あのあたりがリアルに地元なのです。
思春期を信大付近で過ごし,女鳥羽川のあたりも数えきれないくらい歩きました。
そこが風景の一部として写り込んでいると,なんだかくすぐったい,不思議な気分。
あとあと。
はるなさんの一止に対する接し方がうまいな~と思って見てました。
夏目漱石を愛しているがためにあの話し方だと言うけど,あの固さを見ると,多分一止はマイルドなアスペさんだと思うのです。話し方,身体的な接し方含めて,はるなさんだから一止は穏やかに仕事や日々の生活を続けていられるのだろうなと思いました。そういう意味でも良い映画。
思わず続編を観たくなっちゃいました。
池脇千鶴や岡田くんは,私が小学生のときすごい好きだった女優さん・俳優さんだったので,いいポジションで見られてよかったです(笑)。
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