作:楽静
出演:長野県塩尻志学館高校演劇部
幕が開いた瞬間,「死ぬ,生きる,死ぬ…」(みたいなせりふ)
(花占い…!?)(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)と思ったけど違いました。笑
あと作品の第一声ってすごく重要だと思うんですが,それがそれだったので,(重い…!)と思いました。笑
なんか,高校生が生と死について悩むというより,悩まされてる感じが脚本からしました。話し言葉で「友人」なんて,高校生は使わないだろうと。書き言葉のワードだろうと,思うわけです。
2000年代の志学館はちょっとドリーミングな高校,という印象を持っていたんですが,今回もそういう雰囲気のある作品でした。+これがメンヘラの世界なんだな…(´-`)と思いました。
失礼ながら,(あの衣装とあの衣装が着たかったの…,かな!?)という感じで観てたんですが,なんかうまいことみんなハマってましたよね…。
いかにもアニメ声の方とか,一定の間合いの方とかもいらしたんですが,60分観れてしまったのはなぜだろう…志学館マジック…?(ほめてます)
↑についてもう少し考えてみると,うまいことキャラクター化されてたのかな。みんな。例えば実際の学校場面に朝倉くんがいたら絶対変なんだけど,「そういう世界のこういうキャラ!」にみんながみんななれていたのかな,という印象です。うまく言語化できなくてごめんなさい。
0071?70?忘れちゃったけど,ヒールをカツカツさせていた子の役の方は,声の質がゴシップガールのジョージーナの吹き替えの声に似てるなと思いました。だからなんだよって感じですね。すみません,言いたかっただけです…。あと髪の毛のつやサラストレートが素敵でした。
ストーリーに関して言うと,脚本の作りがうううーん…というところが正直な感想で,「生きる理由がなくても生きていていい」というあたりは,なんだか押し付け&薄っぺらに感じました。
でも,死ぬ理由と生きる理由は常に天秤にかけられていて,死ぬ理由が勝ればそれは自殺したいタイミング…というあたりはすごく共感できました(私もそう思っているので)。
でも冒頭から死神が「なんで一人がいいの!?」って問い詰めてるあたりは(なんでそんなに聞くんだ…)と,背景が見えづらかったです。なんだか独りよがりな脚本の印象でした。
舞台装置に関して言うと,屋上のあの柵がキレイで,観ていて落ち着きました。
でも平台は手をかける部分が丸見えだったので,隠した方がいいのかな。欲を言えば,コンクリート色にできたらもっと屋上らしさが出たかもしれない…。
あと,0070か71さん(ボーダー靴下の子)がしゃらんら~と一回転して空が閉じるあたりは面白いなぁと思いました。私はホリゾントって薄っぺらい感じがしてあんまり好きじゃないんですが,あの空と海の写真?は素敵ですね。ちゃんと閉じたり開けたりするように見せられるんですね。
でも,生きる意味とか死ぬ理由とか,そういうのを考えるのってとっても大切なことだと思うので,テーマとしては良いものを選んだなーと思いました。
10人ほどいらっしゃる部活だそうなので,選択肢も広そう。今後どんな作品に取り組まれるのか,楽しみです。
志学館のみなさん,ありがとうございましたー。
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