作:井上ひさし
●もう牧野内さん、松下さんにめろめろでした!!初対面(役者と観客としての)だったせいもあって、「牧野内さん」と「松下さん」はそこにいないんですね。代わりに「父」と「美津江」がそこにいる。こんな気持ちにさらわれたのは、01年の「ベルゲン・ベルゼン」以来で、本当に2時間があっという間に過ぎてしまいました。
●ちなみにカサハラは、時計の針が動いてたこと、最初の暗転からわかってましたよ♪えっへん。暗転しててもやっぱ人がどう動いているかっていうのがわかるもんなんですね!!この作品のは、ちょっぴり暗転が長く、我に返ってしまうことがよくありました。せっかく劇に浸かっているから、最後まで浸かりたい!!だから暗転は長くしちゃいけないってことを身を持って実感しました。(>_<)
●また、照明の使い方がすごくイイんです。2つの太陽の使い方とか、雷。うん、カサハラは雷に衝撃を受けました。しょっぱなから。
●野菜とかお茶とかが全部本物っていうところもびっくりしました。水くらいは本物っていうところもあるでしょう。でも人参とかキャベツ(?)とか、全部本物。しかも、たまに本物とニセモノ(???)を統一してない劇があるんですよ。そういうの見てるとむかむかするんですが、全部本物!!この精神がすごいと思います。すごいです!!!
●何故かカサハラは、父が幽霊だってこともわかってました。なんでだ・・・???「っていうか徴兵されるでしょう」みたいなことを考えていたんでしょう。実際は徴兵されなかったみたいですが・・・。だけど劇が終わっても幽霊ということに気づいてない人がいたのには驚きました。
●あと、目上の方にあれやこれや言うつもりはないのですが、個人的にBGMが流れてるのを、セリフが始まると同時にプツリと切ってしまうのはカサハラとしては好きじゃありません。例えば雨とかセミの鳴き声。少しの音量だけでも続けて流して欲しかったかもです。音響係として聞いていると。
●上でかなりナマイキなことほざいてますが、でも全体として訴えるものが大きく、「観てよかったぁ!!!」とすごくこころで感じました。部長はこれで泣いたそうな。カサハラもそこまではいかなかったけど、ぐぅぅっっっときました!!!ありがとうございました!!
☆食品関係が、全部本物だったとこ。
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