場所◆シアタートラム(東京・三軒茶屋)
作・演出◆蓬莱竜太
出演◆モダンスイマーズ(古山憲太郎/小椋毅/西條義将)
石田えり/佐藤めぐみ/千葉哲也/松永玲子/粟野史浩(文学座)/斎藤ナツ子/宮崎敏行
初モダンスイマーズ!!今月は「初」が多くて、実に刺激的な1ヵ月でした。この作品が今月の〆でよかった☆ 「蓬莱さんは第53回の岸田國士賞を受賞された方…」という知識しかない状態で観に行ったのですが、モダンスイマーズの世界にだぱっと浸ってしまいました…。
自分達の住処を追いやられる…という冒頭から、一瞬3.11のことがアタマをよぎったのですが、よぎっただけでした。多分。
石田えりさん、初めて拝見したのですが、もー引き込まれること引き込まれること!!(>_<)すごいパワーを持った方だなぁと終始思って見ていました。声、というか口調というか。目というか視線というか。舞台に何人もひとがいても、ついついそっちを見てしまう・・・そんな感じの方でした。
そうそう。男優さんも素敵だったのだけど、今回は石田さんはじめ女優さんが素敵だなぁと、特に感じました。椄美役の佐藤めぐみさんや、タケ役の斎藤ナツ子さんが美人過ぎてびっくりしました。久々にカッコイイ女優さんに出会えたように思います…。ナイロンの松永さんは…もしかしなくても、高校生ぶりに舞台で見た!多分「カラフルメリィ…」以来です。声で笑いがとれるひとって、あこがれ!
舞台セットもかっちょよかった!トラムの黒い床からうまくつながってるなぁーと思いました。はじっこ。←はじっこで観たから。
あと舞台セットが素敵!まねしたい!(笑)ちゃんと一瞬で河原から家の中になるのが見えるの!段々になってるのも効果的だと思ったの!非常に勉強になりました…☆そして水墨画も素敵!かっちょええ!暗転の時に「おぉー」って思いました。でもって雪がキレイ。舞台の雪がキレイなんて思ったのも初めてに近いかも。
それぞれのひとが持つ思いのベクトルがなんとなく見えて、それぞれの気持ちがなんとなく伝わってきて、じんわり温かくて、冬の冷気のようにときどきつめたい。うまく言えないけど温度がある舞台でした。そして佐藤めぐみさんに惚れました(笑)。
あぁ、ホントに観てよかったー!