Thursday, December 18, 2008
Friday, December 5, 2008
***わたしの2008ねん~舞台編~
ごめんなさい。今年もいろいろ観ました。
来年はちょっと控えようと思います・・・。
4月には久々につくる側としてお芝居に携わったり、
高校の頃お世話になったプロの劇団のお手伝いを細々とさせていただいたりと、
やっぱアクティブな1年だったのかも!(・_・)
ではでは、たくさんみた作品のうち、心にズキュンときた(笑)作品5つをご紹介します
---*---
「ジャックとその主人」(吉祥寺シアター/3月)
演出・出演:串田和美
まつもと市民芸術館プロデュース第2弾☆
串田さん×白井さんに加え、燐光群の宮島さんが出るというから観なくてはー!という感じで観ました。
取った席がやたら良い席で、何かの力が働いているのではと本気で思いました(゜□゜;)
当時私は某カンパニーで助々演出的なことをしていたのですが、やりたかった演出方法がドンピシャリで目の前で繰り広げられていて、だはーッ(ノд<)!!という思いになったのを覚えてます・・・。やっぱり串田さんです・・・。
「自分が前を向いた方が“前”」という(ような)せりふが印象的でした(^^*)
いつでもうしろに向けるし、いつでも前に向けていたんですね。
「Nameless Hands-人形の家-」(シアタートラム/7月)
振付・照明デザイン:金森穣
振付・出演:Noism08
2004年からずっと観たかったNoism!特に金森さん自身が原点に立ち返る意味合いで創ったという08を観ることができてよかったです。
「踊る」とはなんなのか
「生きる」とはなんなのか
だれのために、なんのために「みせる」のか
いろいろ考えさせられました。
操っていたはずが、いつしか操られている。
私の人生もそうだったら、どうしよう。
「SISTERS」(PARCO劇場/8月)
作・演出:長塚圭史
出演:松たか子・鈴木 杏・田中哲司 他
どシリアスでした。松たか子って、いつもエネルギッシュ、あるいは内側にパワーを秘めているような役を演じているイメージがあったのですが、一新。内側へ向けられたエネルギーって、こういうことかしら~と思った作品でした。代わりに杏ちゃんがアグレッシブでした。
もともとこの作品の劇評写真をぱらっとだけ見ていたんですが・・・まさかの・・・・・・大量水使用。コップ一杯…のレベルではなく、舞台全体がぷかぷかと。(゜゜;)松たか子が水の中で戦ってました。まるで世界と。
ストーリーもストーリーで、『あぁ、そんなことばを松たか子が!(>_<)』みたいな感じでしたが、誰も触らない傷をあえて消毒しようとする長塚さんのメッセージを受信した気がします!
「なかったことをあったことのようすることはできても、
あったことをなかったかのようにすることはできない。」と言われて(松さんにね)、ガツンと頭を殴られた感じがしました。
来年も私は松たか子さんを愛します。
「THE DIVER」(シアタートラム/9月)
作・演出:野田秀樹
観たときも絶賛してましたが、良かったです・・・・・・。
初めて観た野田作品がこれで、本当に本当に良かったです。
キャストは野田さん以外全員外国の方で、当然舞台も全編英語だったんですが、字幕からじゃなくて、ちゃんと役者のからだから、悲しみだとか慈しみ・・・、感情が伝わってくるのです。ふはぁ。
たとえば。うれしくてうれしくて、源氏の手に触れて、ふと結婚指輪がきらりと光って、現実に引き戻されてしまう夕顔(=主人公ユミさんと重なるのです!)の切ない笑い声。泣きそうになった部分もあり、ちょっと大変でした・・・。
舞台の回りとか、小道具(扇子!)の使い方は野田さんならではです。
主人公ヤマナカユミさん曰く、「悲しみにくれた魂はさまよう」のだとか。私の魂がそこらへんに浮遊してないことを願います。
「春琴」(世田谷パブリックシアター/2月)
作:谷崎潤一郎
演出:サイモン・マクバーニー
出演:深津絵里 他
ひとつのものを生涯愛し続けることの強さ、儚さ、脆さ、一途さ
陰影のもつあいまいさ、奥深さ、美しさ、芸術性
今まで、「舞台は暗いから照明を落とす」のだと思っていた。
コンピューターや手動で照明をプログラミングしないと、舞台に在るのはただ真っ暗闇だけになってしまう。
そうではなくて、この暗さには意味があること を、マクバーニーは示していると、すとんと思ったんです。
「春琴」というひとを表現するにあたって、複数の人形あるいは役者が演じることで浮かび上がる人物像。
たとえば三味線の稽古部屋をつくるにあたって、棒をかさねることで生まれる空間。
極力少ないセットだったからこそ本当に想像力をかきたててみることができた、演劇にしかできないパフォーマンスを観ました
というわけで、私の今年いちばんは「春琴」です☆(*´∀`*)
ポストトークでの、出演者ヨシ笈田さんのことばにも感動。
今年の夏休みにものすごく「春琴抄」が読みたくなってしまって買って、そこそこ読んでいたのに突然家出してしまった。
買い直すのは負けた気がするので、大掃除したら出てきてくれることを願ってます・・・。
来年再演が決まっているので、ぜひぜひぜひ!ご覧ください。観て損はないです!(笑)
---*---
たはー。
語ってしまった。
でも舞台はやっぱ心が潤います。
最近共感できる部分が増えてきて、「あァ、私も大人になったのかしら」なんてひとり思ってます(笑)。
---*---
来年はちょっと控えようと思います・・・。
4月には久々につくる側としてお芝居に携わったり、
高校の頃お世話になったプロの劇団のお手伝いを細々とさせていただいたりと、
やっぱアクティブな1年だったのかも!(・_・)
ではでは、たくさんみた作品のうち、心にズキュンときた(笑)作品5つをご紹介します
---*---
「ジャックとその主人」(吉祥寺シアター/3月)
演出・出演:串田和美
まつもと市民芸術館プロデュース第2弾☆
串田さん×白井さんに加え、燐光群の宮島さんが出るというから観なくてはー!という感じで観ました。
取った席がやたら良い席で、何かの力が働いているのではと本気で思いました(゜□゜;)
当時私は某カンパニーで助々演出的なことをしていたのですが、やりたかった演出方法がドンピシャリで目の前で繰り広げられていて、だはーッ(ノд<)!!という思いになったのを覚えてます・・・。やっぱり串田さんです・・・。
「自分が前を向いた方が“前”」という(ような)せりふが印象的でした(^^*)
いつでもうしろに向けるし、いつでも前に向けていたんですね。
「Nameless Hands-人形の家-」(シアタートラム/7月)
振付・照明デザイン:金森穣
振付・出演:Noism08
2004年からずっと観たかったNoism!特に金森さん自身が原点に立ち返る意味合いで創ったという08を観ることができてよかったです。
「踊る」とはなんなのか
「生きる」とはなんなのか
だれのために、なんのために「みせる」のか
いろいろ考えさせられました。
操っていたはずが、いつしか操られている。
私の人生もそうだったら、どうしよう。
「SISTERS」(PARCO劇場/8月)
作・演出:長塚圭史
出演:松たか子・鈴木 杏・田中哲司 他
どシリアスでした。松たか子って、いつもエネルギッシュ、あるいは内側にパワーを秘めているような役を演じているイメージがあったのですが、一新。内側へ向けられたエネルギーって、こういうことかしら~と思った作品でした。代わりに杏ちゃんがアグレッシブでした。
もともとこの作品の劇評写真をぱらっとだけ見ていたんですが・・・まさかの・・・・・・大量水使用。コップ一杯…のレベルではなく、舞台全体がぷかぷかと。(゜゜;)松たか子が水の中で戦ってました。まるで世界と。
ストーリーもストーリーで、『あぁ、そんなことばを松たか子が!(>_<)』みたいな感じでしたが、誰も触らない傷をあえて消毒しようとする長塚さんのメッセージを受信した気がします!
「なかったことをあったことのようすることはできても、
あったことをなかったかのようにすることはできない。」と言われて(松さんにね)、ガツンと頭を殴られた感じがしました。
来年も私は松たか子さんを愛します。
「THE DIVER」(シアタートラム/9月)
作・演出:野田秀樹
観たときも絶賛してましたが、良かったです・・・・・・。
初めて観た野田作品がこれで、本当に本当に良かったです。
キャストは野田さん以外全員外国の方で、当然舞台も全編英語だったんですが、字幕からじゃなくて、ちゃんと役者のからだから、悲しみだとか慈しみ・・・、感情が伝わってくるのです。ふはぁ。
たとえば。うれしくてうれしくて、源氏の手に触れて、ふと結婚指輪がきらりと光って、現実に引き戻されてしまう夕顔(=主人公ユミさんと重なるのです!)の切ない笑い声。泣きそうになった部分もあり、ちょっと大変でした・・・。
舞台の回りとか、小道具(扇子!)の使い方は野田さんならではです。
主人公ヤマナカユミさん曰く、「悲しみにくれた魂はさまよう」のだとか。私の魂がそこらへんに浮遊してないことを願います。
「春琴」(世田谷パブリックシアター/2月)
作:谷崎潤一郎
演出:サイモン・マクバーニー
出演:深津絵里 他
ひとつのものを生涯愛し続けることの強さ、儚さ、脆さ、一途さ
陰影のもつあいまいさ、奥深さ、美しさ、芸術性
今まで、「舞台は暗いから照明を落とす」のだと思っていた。
コンピューターや手動で照明をプログラミングしないと、舞台に在るのはただ真っ暗闇だけになってしまう。
そうではなくて、この暗さには意味があること を、マクバーニーは示していると、すとんと思ったんです。
「春琴」というひとを表現するにあたって、複数の人形あるいは役者が演じることで浮かび上がる人物像。
たとえば三味線の稽古部屋をつくるにあたって、棒をかさねることで生まれる空間。
極力少ないセットだったからこそ本当に想像力をかきたててみることができた、演劇にしかできないパフォーマンスを観ました
というわけで、私の今年いちばんは「春琴」です☆(*´∀`*)
ポストトークでの、出演者ヨシ笈田さんのことばにも感動。
今年の夏休みにものすごく「春琴抄」が読みたくなってしまって買って、そこそこ読んでいたのに突然家出してしまった。
買い直すのは負けた気がするので、大掃除したら出てきてくれることを願ってます・・・。
来年再演が決まっているので、ぜひぜひぜひ!ご覧ください。観て損はないです!(笑)
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たはー。
語ってしまった。
でも舞台はやっぱ心が潤います。
最近共感できる部分が増えてきて、「あァ、私も大人になったのかしら」なんてひとり思ってます(笑)。
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