Sunday, December 25, 2005

長野県明科高校演劇部 自主公演『X'masのまえには』

@長野県明科高校社会科教室

Sunday, December 11, 2005

劇団離風霊船『赤い鳥逃げた…2005』

@松本ピカデリーホール

作・演出:大橋泰彦
舞台監督:青木睦夫
照明:川俣義也
音響:中村仁美
衣装:佐山妙
振り付け:MIKU
宣伝美術:鹿野浩
制作:落合直子

出演:伊東由美子/松戸俊二/山岸諒子/小林裕忠/相川倫子/橋本直樹/大迫 径/江頭一晃/新垣友美/竹下知雄/神谷麻衣子/鈴木紀江/澤田惠/瀬戸純哉/大矢敦子

昨年岡谷市で開かれた「演劇大学」の俳優コースに参加したのですが、その講師が伊東由美子さんだったんですvvvなので気になり、観にいってきました。もともとこの作品名も高校演劇の上演記録なんかで知ってたので。あ、あと部活の練習室にも本があります。でもまさか、題材が日本航空のあの事件だとは知らず、チラシ見てびっくりしました。

確かに再演に再演を重ねているというだけあり、今まで私が観てきた芝居の中でも若干傾向が違うものだと実感しつつ観ていました。きっとどこかで古いのだろうけど、新鮮味もあったり。音楽と照明がくるくる変わるのとか。(音と光が合うと、やっぱかっこいーわ。なんであれ。)

私は認めたくないのですがホントーに泣き虫で、かなしくてもおいおい、うれしくてもおいおい泣いてしまうのです。テレビでもおいおい、映画でもおいおい。しかし舞台でおいおいって、実はなかったんですよね。それが今回ぼろっときちゃいました。カサハラさん弱いとこやられました。自分でもびびりました。歯ぁくいしばってました☆

ラストの方で、川上家がゴハン普通に食べてて、「男」が入ってきたところ。なんだかものすごく切なくてかなしくなっちゃって。たいへんでした。ラストシーンもびっくりしてだかなんだかで泣いちゃいました。リモコンを押しても、もう何も起きないのが見ていてすごくかなしくなりました。あぁぁ。。。

みなさん結構ぎゃあぎゃあと怒鳴るし叫ぶのに、声が枯れてなくてびっくりでした。ほらね、先週観た「メアリー」は、観る前から知ってましたがお二人とも声枯らしてたんですね。(^^;)巡回ゆえかなぁと思っていたんですが、これは全然!仮に枯れてた方がいても気づかなかったのでびびりました。それでいて通る声で。プロだ・・・。

「記憶は時間というふるいにかけられ、いつしかただの想い出にすりかえられる。」というせりふがややガツンときました。一体誰がすりかえるんでしょう。私も、いつか過去に起きた事件や出来事を、あったかなかったかのように消化してしまうんでしょうか。いろんなものとごちゃ混ぜになりつつ。そうしたら誰が覚えているんでしょう。その事件や出来事さん達を。そう思うと、なんだかとても複雑で苦しいきもちになりました。

基本的に劇中で流す曲は声なしじゃないと受け付けないタイプなんです、私は。なじんでいても、どこかで一瞬拒絶反応を起こしてしまうの。。。ところが明菜ちゃんは違ったからびびった。確かにどこかで拒絶反応起こしたかもしれんけど、なぜかしっくりきてるの。すごく不釣合いなのに。つりあってるの。なんでだろうか。

ラストはともかく見入っちゃいましたね。落合由美の長ぜりふ~せりふ終~で、一気にぶあああと風が吹いてきたのはびびりました。あの風の入りはとってもよかった!みぞおちにクリーンヒットした感じ!!風に吹かれている落合さんの姿は強くてかなしかった。。。その後の動きがどうなるのかも、とっても気になって見入ってました。持った!!持ったよ!!人持ったからびっくり。でも、生きるんだろうな。あの人達は、と思えた。その後ねぇ。。。崩れるとは思わなくて。上下のパネルが倒れるのはまだいいですよ。中手のパネルが倒れたときの衝撃の伝えようがありません。「あああ!!?」てな感じで。やばいよ。一瞬にして現場だもの。照明とかすごかった。飛んでった。星きれいだったし・・・音楽が、地面から立ち上がるような曲ですごい良かった♪

そうそう。伊東さんはすごいですよ。ほんとアドリブの女王ですよ。鶴とか鶴とか鶴とか・・・。(笑)失敗も笑いに変える離風霊船の人は、なんなんだと思った。(笑)

Sunday, December 4, 2005

PARCO劇場プロデュース『メアリー・ステュアート』



@まつもと市民芸術館実験劇場

作:ダーチャ・マライーニ
演出:宮本亜門
出演:原田美枝子/南果歩


ポスターにひかれ、だけど一度諦めた舞台。ところが追加席発売を知って、やっぱりチケットを手にいれちゃいました。どうやら私はこの頃のヨーロッパに興味があったり、歴史そのものがスキな血なんだなーと実感。(苦笑)しかも南果歩さんと原田美枝子さんの衣装がイイ!!個人的に着物風味な原田さんのドレスの方がスキ!!すんごい期待してました。期待してたあまりに、ヤフーとかで検索かけて、この舞台のことを調べちゃいました。んんんー・・・。人間知らないこともある方が良いですね。(苦笑)私が見かけたサイトの感想なんかは、あまり好印象じゃなかった様子で、しょんぼりしてました。
ところが!!
すごいよ!!!
すごいよかったよ!!!
すごかったよーーー!!!
と、声を大にして叫びたいです。(笑)
いやー、なんかやられましたね。 シアターガイドのHPで、舞台写真やお2人の衣装は見ていたのですが、なんか個人的イメージをぶつけちゃうと、二人ともポスチラみたいな頭で、豪華なドレスを召しているのかと思ってました。が、簡素というか、「南果歩」と「原田美枝子」みたいな感じで。頭とか、普通の茶色だし。ビミョーだ・・・と思ってたんです。が、実際お芝居が展開していくとともに、なるほど・・・だからこういう衣装なのね。と思う自分がいたり。すごい。相対関係が心地よかった。
そして音楽が、カサハラの中の遺伝子が踊るようなものでとってもよかったです。ああいう系列のもの、嫌いじゃないです。むしろスキです☆開場の時のものがお芝居にも繋がっていて、すごい!と思いましたね。なんか変わっていくのが面白かった。(聞いたひとには多分伝わることを信じつつ。。。)客入れの時の音楽とか客出しの時の音楽(たいがい一緒だと思うんですけど・・・)って、現実→舞台の空間、舞台の空間→現実っていざなうエスコートさんじゃないですか。それが違和感なく行われていて、よかった・・・☆
「女王には肉体がないの」が、ナルホドー。
カーテンコールが4回もあってびっくりー。
照明がおりてきて、それがゆくゆくはお立ち台になっててびっくり。
実験劇場に緞帳があってびっくり。
光のカーテン効果にびっくり。

Thursday, November 17, 2005

二兎社『歌わせたい男たち』




場所◆まつもと市民芸術館小ホール

作・演出◆永井 愛

Sunday, November 13, 2005

第22回長野県高校演劇合同発表会 長野県岡谷南高校演劇部『変身』


場所◆長野県伊那文化会館(長野・伊那)

原作◆フランツ・カフカ
作◆スティーブン・バーコフ

第22回長野県高校演劇合同発表会 長野県松本筑摩高校演劇部『回転木馬とジェノサイド』

@長野県伊那文化会館

作:木村哲
出演:長野県松本筑摩高校演劇部

(当日会場にて鑑賞,2016.6.4 DVDにて鑑賞)

この記事の文章は2016年6月に書いています。まさか11年経ってこの作品の感想を書けるとは思ってもみませんでした。
2005年当時の私といえば,観たものの感想を文章にして残すことを諦め気味になっていた時期でした。感想を書けなくなった時期で,書かなくなった時期。
松本筑摩の『回転木馬とジェノサイド』も例外ではなく,とても衝撃的な作品だったのにふんわりした印象しか覚えていなくて。人生で観たもの・起こったこと全てを覚えておく必要は全くないのだけれど,だけどそれをただただ忘れていくのはなんだか虚しい気もして。

そんな中,ご縁あって県大会のDVDをいただく機会に恵まれました。木村先生や関係者の方にお礼申し上げます。(といっても私直接木村先生とお話したことないので,どこかでお会いできたらぜひ直接お話したいです!)この時期にちゃんと映像で記録が残っているのって本当にすごいです…。

ということで,2005年を思い出しながら2016年の私がこの作品を観たら,こうなりましたよーの感想です。県大会の記事にはなっていますが,中信地区の分も合わせて綴りたいと思います。


2005年当時,パンフレットを見て(うそーん!)ってなったのが,メンバー構成。
当時の松本筑摩は全日制と定時制(確か昼と夜どっちもあった)が置かれていて,パンフレットによるとキャストさんは全日制と定時夜間の方。…と,ここまでは良いのですが,年齢よ,年齢。
全日制の方が10代(確か。)で,定時の方は30代!の,主婦!
(30代で,生徒で,高校演劇出られるんだ!?)というのが私の素直な感想でした。パンフレットには,スーパー主婦とか書いてあった気が…。そして顧問の先生も含めれば,なんて幅の広いカンパニーなのでしょう。
後に私は,“自分達のカンパニーの強みを知っているところは強い”ということに気づくのですが,松本筑摩は間違いなく,自分達の特徴をわかっていたし,それをうまく舞台づくりに生かしていたなと思います。この年の中信地区大会はほぼ観ましたが,他の高校と比べて明らかに異色でした。笑←ほめてる

さて作品のことです。
私…こういうの好きだわ。あともう2,3回くらい観たくなっちゃうスルメ系のじっとりした作品,好きだわ…。
失踪した女子高生トモコの書いた(ものとされている)ポエムは,全然意味わからないんですけど。ほんと,全然。でも「言葉のうら 文と文のすきまの言葉を読み取ることのできない単純さが 僕の二〇パーセントを殺しにきました」とか,そのあたりはなんとなく当時から好きです。どういう意味?とか聞かれても,ほんと答えられないけど。
あと「人のかわ」とか「しゅうまつ」って単語だけだと,川なのか皮なのか,週末なのか終末なのかわからなくって。今回DVDと一緒に脚本のコピーもいただいたのでわかったんですけど,え,そっち?ってものもあって,噛みごたえがあります…。

トモコの失踪に関して事の真相を掴むべく,所長と助手が彼女の身近な人に証言を聞きにいくことで話が進んでいくのですが…
なんか改めて観てみると,トモコのこと誰が一番大事にしてるんだろうって思えてきちゃって。大事というか,真剣に考えてるというか。お母さんは家出をお芝居だと思って軽く受け止めているし,担任は本気で関わりたくないモードでシャットダウンしているし,担任がトモコの親友だと言って紹介したカナエちゃんは「親友とまでは…」とか言ってるし,トモコのバイト先の店長は関わり自体が薄くてとてもあっさりしているし。この作品の中で言うなら,助手が一番考えてるよね。トモコのこと。でもそれは仕事だからであって。繋がりたくても繋がりきれないあたりが,文と文のすきまを何で埋めたらいいかわからないってことなのかなぁとふと思いました。可視化できない,情緒的なつながりを他者と持つということが「すきまの言葉」なのかなって。そうしたらきっと,トモコはこの現代社会にたくさんいるんだろうなとも思います。なんだか,先月観たマームとジプシーの『てんとてんを,むすぶせん。からなる,立体。そのなかに,つまっている,いくつもの。ことなった,世界。および,ひかりについて。』を連想しました。このお話にも,いきなり日常を抜け出して森の中に住んでしまう子がいるのです。きっとトモコちゃんあの子と仲良くなれると思う…。笑

うーん。なんかそう思うと,男が最後に「足りなかったのは,ちょっとだけの勇気だ」って言ってるのもわかる気がする!だって人と繋がるには勇気が必要だものね!それがただの表面的な関係だけじゃなくて,情緒を伴うものなら余計にね!もしやトモコ(的なもの)はかつて所長の好きだった人なのかな!このあたりは完全な憶測だわ!←止まらぬ想像
ジェノサイド…みたいに,あなたとわたしの繋がりが断たれようとしても,回転木馬に乗ってるだけじゃぐるぐる回る一方で先には進めないから,リスクがあっても外に出ることで見えるものがあるって感じなのかしら…。無理やりこじつけてしまった感があるけど,とりあえず私はそれでこの作品を収めておきたいと思います。

あとやっぱりキャストさんが素敵。女役の方のテンションの振り幅がいいなー。あとお二人とも声が良いので,引き込まれました。いやほんと,これを持ってきた筑摩さんすごかったです…。生で拝見できて,悔しいけど満足でした。

そうそう。今回観てて一番びっくりしたのが,使用曲。「低弦のあのメロディ」!私もあれ,自分が高3の時に作った舞台で使ってたんですけど!!!今になって気づきました。以前他校同士でかぶってるのを観たことあったんですが,どびっくり。でも曲名がわからない…。なんてこった…。

あの頃現役だった先生方って,退職されてしまったり管理職になられてしまったりで寂しい―と思うこともあるのですが,木村先生はまだまだ下伊那地区でご活躍のようです。ぜひまた木村先生作品を拝見できたらと思ってます。

この作品に関わられた皆様,時が経っても色褪せない作品をありがとうございましたー。

Sunday, September 18, 2005

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県松本筑摩高校演劇部『回転木馬とジェノサイド』

@大町市文化会館

県大会の記事にまとめて感想を書いています。こちらへどうぞ。

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県松本県ヶ丘高校演劇部『傷痕 ~キズアト~ 』

@大町市文化会館

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県明科高校演劇部『県立明星高校グリーンクラブ '05』

@大町市文化会館

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 松本松南高校演劇部『ごはんの時間2 い』

@大町市文化会館

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県塩尻志学館高校演劇部『夢幻館』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆五味麻子

●その高校の部活の雰囲気や空気は、パンフレットや舞台からにじみ出ているものではないかと。毎年パンフレットで志学館のページを見ると、志学館らしいオーラがじわりじわりと出ているんですよね。そうそう。パンフレットのフォントって、各高校毎年だいたいおんなじで、ちょっと笑えてくる。(笑)

●舞台セットがちょっと楽しいと思いました。たんす?の中とかベッド下とか、繋がっていて。たんすとか、ぱたんと開けると向こうが大黒だかなんだかで、とにかく黒いので、そこもカサハラレーダーが反応しました。ドラえもんでいうタイムマシンの中のぐるぐるみたいで。

●お茶ならマグカップよりティーカップがいいな。と個人的に思ったり。

●「真意」が「シーン」という音に聞こえたり。

●講師の高山先生も仰っていましたが、なんで単語単語でぶつぶつ切るのかなぁと不思議に思いました。意図的ではなく、もうそれが土台として出来上がってしまっているので、それに合わせて喋る感じで。麺とか粉に合わせてざるを用意するというより、ざるがこうだから麺や粉はこうなる!!・・・みたいな。うまく言えませんが・・・。 それから、単調なのも気になりました。余計なところに意識がとんじゃった感じで、ちょっとこれは良くないのでは!

かきとちゅうです。。。

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県木曽高校演劇部『アラワレテ』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆杉浦t佑真

●緞帳が上がった瞬間を一枚の絵のように考え・・・ている訳じゃないんですが、今回の大会で、緞帳が上がった瞬間素直に「あ、キレイ!」と思った作品で、その後これを上回る緞帳は上りませんでした。そして、木曽高校さんの舞台は2001年から地区大会を拝見していましたが、これが今まででいちばんしっかりとした舞台セットだと思いました。すごい感動しましたね。ただ、ヨウジはタッパがあるので、ヨウジが立ったとき、後ろのパネルからはみ出してるんですよね・・・。観てて「あちゃ!」と思っちゃいました。もう少しパネルが高いと良いのではないかと。平台の上に置いてただか床に直接置いてただかわからないのですが、そこらへんの技術的ミスは出来るだけ避けたいものですよね。(切実)

●ドアなんかの無対象のものをしっかりと表現してほしいなぁと思いました。これは結構前から木曽高校さんに対し思っていることです。たとえ他のもの(演技だとか舞台装置だとか)がよくても、そういうところで手を抜いてしまうと、幻滅しちゃう人なんです、私は。

●ノートパソコン様がいらっしゃったのに気がついたのは、ヨウジが実際使ってるときでした。(遅)ノートパソ様ってだいたいが紺色?なんだもの。ちょと背中越しじゃわかりにくいだな。それにぬいぐるみさまもいらっしゃったし・・・。うぅ。

●そうそう。パネルの色、ほんのりクリーム色がかってて、ちょうど良いと思いました。ただもう少し生活感というか、使ってます!みたいなのがあると良いかと。壁にこそおもひでがつまってる!!でっかいキャンバスだい。(そうなのか。)

●ユッコちゃんが入って来て、ヨウジとやや絡んで、「ねーるな」っていうせりふがあるんですが。。。あれのテンポは悪くなかったんじゃないかと思います。あと動きがちょっとハラハラした!(お腹に足がぶっささりそうで)なのに鮮やかにのんべんだらりとよけててすごかった!!

●机の上をハンカチで拭いちゃうのは予想できるし、そこで笑いを取りたいんだろうという意思はじゅうぶんわかるんですよね。ただそれが明らかになって、体が(あるいはせりふが)待っちゃってる状態になってるのは良くないですね!!せっかくのところも逆にこころが離れちゃうんじゃないかと。

●ユッコちゃん(ヨウジがユッコちゃんと呼ぶのでうつった)、ちょっとハスキーというかなんというか・・・。なんていうんだろ、ちょっと聞き取りにくい場面がある気がします。悲鳴もやや単調で。もったいない!!

●精霊さんの衣装がイマイチ。。。普通の人間に見えちゃう気が。あと、この方の声はまじですごい!!と昨年の地区大会で既に存じています。が。残念なことに自己紹介の「ゴワリ」って単語が聞き取れなかった。。。(泣)ゴワリって、ちょっと耳に入ってきにくいものなのかもしれません。音の響きとか。せっかくの創作ですし、お客さんに「わかりやすい」という意味合いではないんですが、芝居の内容そのものとはあんまし関係の無いことに意識が飛ばないような工夫をもうちょい出来ていたら◎だったかな、と思います。

●1回目の暗転が長くて、ややイライラしました。果たして本当に長いのか、かさはらのカルシウム不足か!! なんか曲がかかってて、その後いったん切れて蝉の声が入ってたわけですが、場転短縮のためにも間をつめるという意味合いでも、クロスにすればなおよかったんじゃないかと。

●「ラジオでもきくか」とか「チャットでも~~~」という説明的なせりふって、私あんましすきじゃないんですよね・・・。A(^v^;)うん。なんか言っても虚しい気分になるんです、私の場合。

●携帯で話す動きと、音響の効果音との兼ね合いは合ってないと不安になってオロオロしちゃいます。また、ユッコの携帯の音が少し(かなり?)小さく聞こえました。また、電話をかける先によって呼び出し音があったりなかったりと、やや統一性が見えなかった印象がありました。

●木曽高校さんは、やっぱせりふに独特のくせがある気がします。(いや、きっとどこの学校もそういうのってあると思いますが。)せりふに頼らず、演技でみせてほしいところだなぁと思うところがやはりあります。

●効果音の入りが、全体的に雑なのが気になっちゃいました。セミの音上げが最後の方で出てきたと思うのですが、そこももうちょい丁寧にやると◎かと!!

●ヨウジが2回くらい窓開けていたのですが、もう少し丁寧に表現してほしいところでした。2回目に開けてるときに、「あ 窓だ。カーテン付いてる!」と気づきました。やぁ、笠原さんが鈍かっただけかもしれませんがね。

●「暗くて、ユッコちゃんがみえない」みたいなせりふが3回くらい出てきましたが、2・3回目はなんだか微かに切ないものがありました。なんか心細かったです。

●だーーーっと1時間観ていて、ゴワリの存在理由がイマイチわかりませんでした。なんだかそこだけ浮いちゃってるように見えて。「何でだろう」と考えてたら、講師の木村先生の批評を聞いていて、「あ、新鮮味か?」と思いました。んんん。やっぱり練習を進めていく上での「慣れ」って怖いなぁと思います。1回1回気持ちをリフレッシュさせてやるって、大変だろうなぁと思ってました。中3あたりから。(苦笑)

●やはり笠原さんも人間なので、少なからず先入観というものがあって、毎年毎年「今年はどんな舞台なんだろう」とその高校ごとに期待を持ちつつ観ているのですが木曽さんは毎年毎年良い感じに私の中の何かが塗り替えられてます。良い方向に。

Saturday, September 17, 2005

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県穂高商業高校演劇部『やっぱりさ!~ガーガーアヒル大作戦~』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆ながみねひとみ

●まずパンフレットを見て思ったのが、「・・・・何で自分達がやるのに作者名が間違ってるの!!!!!」(-□-;)!!     でした。県とか関東とか、上の大会に行くのなら仕方が無いと思うのですよ。。。(これまで何度か誤字脱字を見てきたことがある。)ですが地区は自分達でパンフ原稿を用意するわけであって。こういうのはいかんと思うのです。作者様ですし。影アナの人も困ってたように聞こえちゃいました;

(↑私、ながみねさんが個人的に好きなので・・・。すみません。)

●観ていて、穂商さんは穂商さんの色を探っているんだなぁという印象が、舞台を通じて伝わってきました。地区大会も3年目ですし、そろそろ時代の流れ的にも、根底にあるゆるぎない核っぽいのが形成される頃・・・なんですかね?よくわかりませんが。 そういう意味では今回は学園モノでしたし、新境地を開拓しようとしている感じがひしひししました。それと同時に、今回は少々見ていてハラハラしてしまった部分もあり、観客のひとりとして不安にもなっちゃいました。

●一番気になったのが照明ですね。スポットが人の動きに合わせて移動するのは、なんだかちゃちく見えてしまう気がします。何かしらの効果ならまだしも、普段使いとなるとむしろ逆効果となってしまうと思うのです。お洋服で言うならば、毎日勝負服・・・・・・・・みたいな?(え。)いつ勝負すんだヨッ、てなことになりかねませんね。 それと、みんなで宿題をかりかりやってるところとかは照明が暗くなってましたが、あれは何で暗くなるのかがわかりませんでした。(=″=)時間の経過でしょうか・・・?それならばもっと他に方法はあるのでは!と、ついつい思っちゃいました。説明的な光より、演技なんかでもじゅうぶんだったように思います。舞台全体としても暗かったのかもしれません。もう少し顔あてというか、全体が明るくなるようなものがあると嬉しかったです。

●場所がイマイチわかりにくかったです・・・。カサハラ最初は普通の教室で、後ろは現代を生きる若者の叫びを表したものだと思ってました・・・!!(苦)ピカチュウ書いてあった!(喜)あとイカ!!ピンクのマジックはちょっと見えにくい。。。後半になってようやく気づきましたね。ともかくあの場は、壁は部室っぽいのに部屋のつくりとしては、がらりとした引き戸(?)ですし、机は均等に並べられているし、イマイチぴんときませんでした。んんんー。  ですが、全部壁かと思ったらその片隅がドアだったのはちょっと面白かったです!わぉ。 人形足が見えちゃったり、最初のとこでドア前で話をしてるとき、表情が枠とかぶって見えにくかったのは残念でした。

●無駄な動きがあったり(長ぜりふのたんびに机の前のスペースをいったりきたり。)、動きに型があった(せりふのたんびに同じ場所に立ったり向く方向が定まってたり)するのは違うんじゃないかなぁと思いました。あと、あまり横を向いて話しすぎても声がこちらにとんでこないので、なんだか取り残されちゃった気がしてさみしかったです。(;_;)横向きだと声も小さくなりますし。

●本多役の方は、声が良い!!・・・気が。あれ、しゃべらなかったっけ、本多って。あれ。(汗)  あと、内山はなぜか存在感を感じました。目が自然にそっちいっちゃうっていうか。 そして穂商オーラを感じましたネ☆☆あと、早河様のいびきが良い。(笑)

●穂商さんの和やかな雰囲気がスキです。2003年2004年の作風が少し似ている傾向にあったためかもしれませんが、やはり部や人々の雰囲気は、どんな作品でも滲み出てくる気がするのですよ。それだからこその作品!!ってこともあるでしょうし。商業高校だからなんですかね、男女仲よさそうに見えるのは。とっても素敵なことだと思います★うらやましいです。でも観ていて、少し手探り状態というか、やり方に困っているような雰囲気も見受けられました。たとえば5時40分くらいで、斎藤が出て行くところで立ち止まったわけですが、そこは「斎藤」と呼び止められるからこその動きをしているように見えちゃいましたね。44分にも似たようなことがありました。なんだかちょっと低迷してるような気がしちゃいました。前述しましたがね。新しいジャンルに挑戦したり、新境地を開拓するのはほんと大変なことですが・・・コッソリ静かに応援していたいです。

●「ガーコとガータとわたし」というせりふと、ひとりじゃなくなったから置いてく、というのが良いです!!こういう部分にながみねさんの味がしますね!!そしてそこにスパイスを振りまくのが、きっと役者さんなのだと思います。観ていて「もっとここ面白くできそう!」という場面が多々ありました。はぁ★来年に期待したいです。(^□^)

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 信濃むつみ高校演劇部『横になって歌え~こけしの肖像~』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆Arai,Takuma

●実は全出場校の中で、一番興味津々の学校でした。うふ。初出場だったりイロイロで。ドキドキでした。

●自然に生活感が滲み出てるのがすごい「あ!」と思いましたね。柿木くんが部屋から出てくだか入ってきたところで、サンダルだかスリッパだかをふと自然の流れで動かしていた瞬間に、カサハラレーダーが作動しました。(笑)

●とにかく柿木くんが引っ越してきて、「喉かわいた」とか「自販があった、買いにいこう」とか、説明的せりふの後ジュースを買ってきて机に置いてたわけですが・・・・・。かさはら、説明的なせりふってあんましスキじゃないんですよね。独り言とかもあんましスキじゃない。一人暮らしで独り言ってどうかと思うし。(疲れていると思う!)自分も一人暮らししてるけど、自覚してる限りそんな言った覚えないしなぁ。・・・と、ちょっと自己中な発言してますが、ともかくあんまし多くない方が良いかと。それより演技で見せてほしいなぁというのがありますね。 それから買ってきた缶を机に置いたときの音がまぬけに聞こえちゃいました。明らかに空き缶の音だったので。・・・・あー、買ってすぐ飲んじゃったのか!?んー、それとはまた違う、小道具的空き缶の音に思えちゃったなぁ・・・。サンダルの直後ということもあり、「あ。ちょっと素敵」と思いかけていただけあって、ちょっとだけひとりしょぼんとなってました。(笑)

●たんすと壁の色がちょっと合ってない感じがしました。あー、壁はリフォーム済み!?・・・でも壁、もうちょっとやわらかい白とか、ベージュがかった色でもよかったかもしれません。 それから壁と上手側の黒いパネルの高さはおんなじ方が見栄えも良いなと思います。

●声がよく聞こえてきました!うん。初出場にしては(といって、なめてたりするわけじゃありません。悪い意味で取っちゃヤです。レッツポジティブシンキング!)すごいなーと思うことだらけでした。ただ少し単調に聞こえたり、がなり傾向だったりするのが気になりました。八神役の方の声は存在感バッチリで良いですね。

●そうそう。八神が良い味を出していたぶん、たまに垣間見える柿木のなよなよ感というより、女々しさが残念に思いました。うぅ。

●舞台空間が時々崩れているように見えましたねぇ。少女があちこち行くのは別になんとも思いませんが、・・・どこだろ、ダンボールとか処理するところかな。一段高いスペースから下りたら、そこは果たしてどこなのか!が見えにくかったです。壁のパネルのうらにヒョイと隠れられてしまったので、「あれはどこ!!」とつい考えちゃいました。

●照明がかわったり、曲がかかったりする場面がありましたが、たまにそれが何の時間なのかわからないところがありました。場面なのか、とか、転換部分なのか、とか・・・。そうそう。音の使い方が、あまりよくなかったように思います。むだなところで切れているところが何箇所かあったと思います。ちょっと流して切ってまた役者が1アクション入れたら入れる・・・とか。そんなんよりも流しっぱの方が良いかなぁと思いますが。。。どうでしょう。

●こけし搬入&撤去(笑。少女が出てくるとこですね、要は。)がもうちょっと素早いと良いやも。「長いなー。。。」とか、「変化ないなぁ・・・」と、中盤思ったりしましたから。それからこけしが増えてるなら増えてるで、柿木くんや八神はどこでそれに気づいたのかがイマイチ見えにくかったです。思ったんですけどね、たとえば玄関先に、ちょっと大きめのこけしちゃんを置いておいて、帰ってきた柿木くんなりなんなりをお出迎えするとか。おちゃめだと思います。(独断と偏見)あとこけしちゃん達が、全体的にもっとでかいと見やすいし嬉しいです。あとあと、こけしちゃんを置く指とか手を見たかったな。あとあとあと、でかいダンボール箱のわりに入ってたこけしちゃんは少数だったように思えます。もっといっぱいあると威圧感感じるかもしれません。あるいは箱小さくするとか。

●ラストの絵理の動き・照明のタイミング・柿木くんのテンポはちょっとよかったです。「あぁそうきたか!」って感じで。ちゃんと買ってきた袋から繋がっているのが良いですねぇ。

●ちょっとたのしい1時間でした。わくわくしてました。「初出場」を地区でお目にかかれたのは穂高商業さん以来でしたが、やっぱ初参加があると違いますよね。会場の空気とか、みんな。是非是非来年もおなじ舞台に立ちましょう!!(あ、カサハラはいるのか?いないよな。)ありがとうございました☆☆

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県大町高校演劇部『高校生日記』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆底本を田中雄太作「ゆうたっちょの中学生日記」とする演劇部顧問・部員による改作)

●お久しぶりです町高さん!!(^□^)といっても一回たりとも舞台でお会いしていませんし、ましてや部員の方が総入れ替え・・・されてらっしゃるんでしょうかね?そんな感じですが。また町高さんのお芝居を拝見することが出来、嬉しい限りです。

●緞帳が上がって、まず思ったのは「・・・何色!?」。はい。講師の先生も仰っていましたが、あまり見かけない珍しい色だったので、独特のセンスを感じました。ベージュというかなんというか。 あと、町高さんはホリゾントお好きなんですかね???私ホリってあんましすきじゃないんですよね。でもOPは、そこまで気にくわないわけじゃありませんでした。(どっち!!)あ。床に直接、そういう・・・ブラインドからこぼれる夕日でしょうかね、そういうのがあっても良いのでは!と、今ひらめきました。

●緞帳があがって思ったことパート2。まいこ役の方の声が印象的でした。ものすごい「いかにも!!」というわけではありませんでしたが、よく高校生が演じるおばあちゃんは、ドラえもん口調(大山さんの方☆)になると言われるじゃないですか。少し気になりましたが、その後の若返ったときの声もまた印象的でしたね。

●全体的に、滑舌が悪くなかったというよりも・・・「聞こえてきた」のでびっくりしました。なんででしょう。聞こえるんですよね。なんででしょう。

●一人ひとりのペースで芝居を作っているという雰囲気がしてなりませんでした。会話に聞こえないというか、せりふが出ているだけというか。特に先生というのは、芝居をリードする立場にもあったでしょうに、マイペースなのが気になってしまいました。それから滑舌が良くないのと、姿勢がきっと「役」ではなく「彼」なのだろうと、思っちゃいました。うぅ。残念です。

●リアクションに乏しい印象も受けました。なので劇がよくわからなかった・・・。んんん。(>_<)リアクションの重要さを実感しましたね。

●舞台の使い方が、あまり上手でないのも気になりました。一昨年の「myself」と、あまり大差ないように思えてなりませんでした。もう少し舞台をせめるだとか。まんまの舞台だと、きっと移動にも時間がかかりますし、空間が広く見えて、人が小さく見えちゃったり、意識があちこちにとんでいってしまったりと、あんましメリットはないように思えます。

●見せる(魅せる!)場転なら、美しいと良いと思います!!美です。ビウテフルです。椅子なんかの搬入・撤去が何回かありましたが、どれも「片付けている」ように見えちゃいましたね。あと、一回椅子の撤去を忘れたように見受けられる場面もございました。そんなときも焦らず着実にやっていただくと、観客としても違う方向のドキドキが抑えられるってもんだと思いますね。ドアのばたーんって音もすごいびっくりしちゃいました。

●ドアの角材がひょろりと出ているのもビミョーに見えちゃいましたね。切り落としましょう!!なんなら落としますから!!(危)

●ドアがぴんくくて、ぱっと見どこでもドアだった。。。(ドアのハナシしすぎだし)

●止まる瞬間が見たいなぁと思います。最初の、まいこが手をぱちんと叩いて照明が変わり、ストップモーションが解けたところがハッとさせられましたが。あと、演劇部は制服でやるんですか!?そんなんだからあの先生に昼から見張られてたりするんですよ!!ぎゃぁ。

●「高校生活残り4ヶ月」というせりふがありましたが・・・・今はいつだと考えた時に・・・冬?とか秋?とか考えるわけですが、そのわりにみなこが半袖だったのが気になりました。他のひと長袖なのに!!みなこさん!!

●照明がもう少し明るい方がよかったかなぁー・・・と思います。顔が見たかった場面が多々ありました。でも色が絶妙でよかったとこもありましたけどね。

●みんな同じリアクションであったり、動きに思い切りが足りなくて、見ていて満足出来ないところなんかもありました。

●まぁ最初から仏壇屋ですし、オチがくることはわかってましたが、こうきたか!!と思いました。あかね?ちゃんかぁ。そしてラストは花火が上がったわけですが、個人的にぼんぼんあがってほしかったです。2発ってところがさみしげで、それがよかったのでしょうか。・・・・・・ぼんぼん派です。私は。

●まいこの割烹着がずりさがってきたときがありましたが、あれを直す手がさらりとしていてキュンときました。

●印象的なせりふがいくつかありました。①「かなしい秋がすぎて、みんなひとりぼっちの冬がきました」が、とってもきれいなせりふだなぁと思いました。そう。冬はみんなひとりぼっちな気がする。そしてかなしい秋というのがよい!!②「あの理屈、一体どこで覚えるんでしょうねぇ」はドンピシャ!!!実は今回観た10公演のどのせりふよりも、いちばんカサハラレーダーが作動したせりふです。

●は!!そうそう。しげるくんの立ち姿なんかがちょっとイマイチでした。いくらかっこよくてもシルエットが×だといかんですね。シルエットだけなんですから。

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県梓川高校演劇部『私たちの願うこと・・』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆油井新次郎

●2003年に出場されなくなってしまって、昨年は復帰。今年もまた拝見することが出来てとても嬉しいです。(^□^)しかも今年は60分☆☆個人的にすごい嬉しかったですね☆来年度もぜひぜひ出場してほしいものです。

●舞台セットが、ここ2年「頑張ってる感」が滲み出ていて素敵です。特に今回は節水の字が個人的にスキです。脱力具合が・・・☆しかしながら粗雑な感じも気になっちゃいました。見ていて一番「んー・・・」と思ったのは、上手側の窓でしょうか。多分あれって窓を閉めた状態になったら、ガラスとガラスがかぶると思うのです。要は木の枠がでかいんじゃないかという。ひとつひとつ、細かいところまで気にかけると◎になると思います。

●あと食事当番?の表。お芝居が始まって、5分くらいしてようやく気づきました。18列目で観てましたが・・・眼鏡の度ぉ上げたつもりですが・・・線が細くて見えませんでした。(泣)中学の頃、よく模造紙に字とか書いてましたからわかるんですが、いくら字や紙が大きくてもさらに字を太くしないと遠くからじゃ読めないんですよね。あと、タイトルは色変えてみるとか。ちょっと目立たせる工夫というか、オサレ心というか、そんなんがあるともっと見栄えもよかったと思いました。

●のれんっぽいものも、短いように感じました。わざと短いのかもしれませんが、下宿とかだともう少し長めがいいかと・・・。

●音の入りなんかが雑だったのも気になりました。もう少し丁寧だと安心です。

●無駄に暗転が長いのも、観客としては心が離れる感じがしてあまりよろしくないですね(=″=)短縮化できたところがあったのではないでしょうか。

●信一郎が出てきた理由が・・・あまりわからなかったのは、多分途中で疲れのあまり(観ていて疲れたんじゃないです。)眠くなったから。だと思います。

●演技に型があるように思えてなりません。モノローグだからこう言う、とか、そういうものがある気がします。無意識のうちにやってしまっているのなら、今一度見直してみてはいかがでしょうか。(かさはらのくせにえらそうだぁ!)

●やりたいことはすごくわかりました。ですが同時にうまくいってない感じもしました。次の動き(相手のであれ、自身のであれ)がわかっているからこその動きだなぁ。。と、観ていてわかっちゃったのが切なかったです。たとえば自分は次に呼び止められるから、出口でふと足が止まるとか。あんましよくないですね。

●「下の上 ×」と、マイパンフに記されております。きっと下手側のパネルの上部分が、ちょっとつけたした感があったからだと思います。(苦笑)

●あ。パンフといえば、ちょっと見づらいかな・・・と思います。役名と実際演じられる方のお名前の差がわかりにくかったです。ちょっと一工夫あると嬉しい、ノート取るのがスキなカサハラ。

●個人的にスキなせりふは「女性に説教するのは潔くない」(潔くないんだ。。。)と、「僕たちどうなるのかな」「どうなるじゃなくてどうするかでしょ」(うんうん。後押しされた!)みたいなせりふ。

Sunday, July 31, 2005

『FLAMENCO 曽根崎心中』


公式サイト

場所◆ル テアトル銀座(東京・銀座)

原作◆近松門左衛門
プロデュース・作詞◆阿木燿子
音楽監修・作曲◆宇崎竜堂
主演・振付・演出◆鍵田真由美/佐藤浩希

●「フ・・・フラメンコで曽根崎心中?」   ・・・というのが、この作品を知って初めに思ったこと。ぃやはや。見てよかったです。ハイ。

●曽根崎心中って、中学の頃タイトルをちょこっと耳にした程度でした。東海道中膝栗毛とかとセットで覚えてた覚えがある・・・。実話ベースで書いた話というのも作者が誰か、上演開始ギリギリまでわからなくても、十分楽しめました★★あは。

●わーぃ。初ル テアトル銀座!!ヤッタネ!今年2月に、来ようかどうしようか本気で迷いましたもので。はい。ちょっと心癒されました。(?)つーか会場エスカレーターで上るんですね!?びっくりびっくり。やっぱ東京って・・・すごい。(笑)一定の時刻になるまで、その階に行けないエレベーターの仕組みにも、驚かされた笠原は、銀座でマックのハンバーガーとチーズバーガーを食べる。(笑)

●笠原フラメンコってみたことなかったんですよね。まともに。オーレオーレ言ってるもんなのかと思ってた・・・。今までの創造がきれいさっぱりぶち壊されて、清々しいです。(笑)そしてやっぱり私の前世はラテン系の国の海に住んでたお魚だ!と思った。フラメンコ、すきなのよ。実は。オーレオーレだと思ってたけど。

●こころにのこったところをあげてみよーぅ。

 ①一幕生玉本誓寺の「生玉恋参り」。(ああそうですよ!!パンフレット買っちゃったよ!!!)『愛しいお方は面影ばかり どうぞ 会わせて下しゃんせ どうぞ 会わせて下しゃんせ』のところ。歌ってる人の声にびっくりさせられました。愛しいひとは、確かにいつも面影ばかりなんだもの。昔来たメールを見たり、着信履歴を見ることしか出来ないんだよ。


(書き途中!!すいません。。。)

Sunday, June 19, 2005

まつもと市民芸術館企画製作第4弾『アルルの女』




場所◆まつもと市民芸術館 小ホール(長野・松本)

作◆A.ドーデー
翻訳◆桜田 佐
脚本・演出◆内田紳一郎
出演◆峯村リエ/大月秀幸/廣川三憲/稲葉良子/進藤健太郎/細川貴司/赤羽道男/池田伸/伊藤延子/加藤和博/川村佳子/北嶌学/佐藤真弓/杉江裕/富岡ひろみ/芳賀美奈子/丸山港都
ミュージシャン◆後藤まさる/佐藤芳明

●一松本市民としても、とっても楽しみにしていたこの舞台。見終わってしばらくは、何も喋りたくない感じで余韻を楽しんでいました。 誰が市民で誰がプロなのかわからないくらいでした。(笑)最初の「はじまるよ」とか、私が知ってる人なのに、言われるまでわからなかった。(まじで。)

●開場の時刻になったかと思いきや、入り口前などでパフォーマンスをしてしまうところが串田さん方のにおいを感じました。(こっちまで楽しくなってきた★)そして何よりびっくりだったのが、普通にそこらへんを、普通の服装で(みずいろTシャツ。。。)内田さんがカメラ片手にうろうろしてたこと。(笑)いやー、ホントびっくりしたから、あれは。(>□<*)

●お芝居がはじまる前も、舞台をお掃除してたり。これもまた串田さん系のかほりがしました。いろんな「見せ方」ってあるんだなぁー・・・。

●なんか今まで数え切れるけど、まぁまぁいろいろ舞台観てきたカサハラさんでしたが、今回初めて泣きそう?になりました。ぃやー・・・一緒に観た人に言ったら、「何でそこで!!」って言われたけど。。。

 ①ヴェヴィットがふられたあとの場転。(フラマン鶴!?)が大量に出てきてくるくるしてたとことかで。。。なんかギャップが激しくて。(それ以外にも理由はきっとあるんだろうけど。。。)

 ②ラスト近くで、ローズがひとりで喋り続けている最中。声だとか、溺愛さで。なんか泣きそうになりました。「命を削って作った」ってせりふが心に残った・・・。なんか重みと厚みを感じたの。

●今回やたら女に感情移入しちゃった気がする・・・。というかカサハラ、今まで感情移入して観たお芝居ってなかった気がする。ローズだとかヴェヴィットがそうなのですが、ヴェヴィットがフレデリに「すきじゃない」とか「嫌い」とか言われた瞬間は、私も切なくなった・・・。(-へ-;)はぁー・・・。だからふと、わっと泣き出してしまうところとかはこうぎゅ~っとしてあげたかったっていうか。つーかその後の、ローズの「そんなことよりフレデリは!?」みたいなせりふが、ものすごくショックでした。せりふであんなにショック受けたのも、そうそう無い気がする・・・。あと、「あたしも連れてって」っていうせりふが、たまらなくかなしかった・・・。あぁ・・・。

●途中で火ぃ持って入って来て踊ったりするとこ。なんか恐かったのに加え、下手の扉でお花と黄緑の十字架(?)をバックにヴェヴィットが囲まれてた瞬間に、やたらはりつけにされてる感があって、それがやたら頭に残っています。表情とか、印象的で。。。すごいなぁ・・・。

●佐藤真弓さんの声がとっても素敵で、どきどきしました・・・★

●坊。びっくり。なんか見ていて切なくなりましたよ?はい。(さかんに出てきた「星まわり」って言葉も素敵。)あと、ローズがひとり部屋にいるときにやってくる時に、入ってきた瞬間から「なんか違う!」って空気が漂ってきたのはびっくりしました。そう。びっくりびっくり。

●音楽がカサハラ好み大量で、幸せだったvvv(^×^*)かっくぃー!!いいなぁいいなぁ!!

●ほんと2時間があっという間だったなぁー★ 素敵づくしの舞台だった!!・・・・・・すごかった!!もっかい観たい勢いになるもの。

Tuesday, May 3, 2005

まつもと市民芸術館企画製作第3弾『いとこ同志』




場所◆まつもと市民芸術館実験劇場

作・演出◆坂手洋二

Wednesday, April 20, 2005

燐光群『屋根裏』




場所◆まつもと市民芸術館小ホール


作◆坂手洋二

Saturday, April 16, 2005

長野県松本深志高校演劇部 第136回縮小とんぼ祭公演『桜花、散る~上原良司の遺稿から』


場所◆長野県松本深志高校 講堂(長野・松本)

構成◆小川幸司
原作◆上原良司「所感」「遺書」(日本戦没学生記念会編『新編きけわだつみのこえ』所収、岩波文庫、1995年)ほか

●・・・はぁ。悩んだ末、こちらを取りました。後悔はありませんでした。むしろ幸せでした。

●初☆縮とん!!縮とんという響きがとてつもなくスキ。愛らしいねぇ。

●朗読劇ということでお伺いしたのですが、なんだか朗読劇という感じはしませんでした。私が考えていた「朗読劇」との単なるギャップかもしれませんがね。劇と朗読劇の中間という感じもしましたし、台本を持っている劇という感じもしました。アナウンスにもあったように、一言でくくるなら「途中経過」ってやつでしょうか。来月8日が楽しみです。(^^)

●良司役の方、清子役の方は、これまで何度かお芝居をしている姿を拝見したことがあったのですがこんなに近くで観たことはなかったんです。深志の方ってみんな美人なのは何故・・・?(苦笑)特に清子役の方の髪の毛のツヤがつやつやすぎて、(笑)見とれっぱなしでした。

●印象に残ったせりふを挙げますと、①どこにいても音楽を愛する気持ちは変わらないと思う。→そういうのっていつの時代も変わらないんだろうなって思って、嬉しくなりました。②肩で風を切って歩く日本人→なんかこういうとあれですけど、カッコイイ響きに聞こえたんです。当時の日本の夢や理想が垣間見えて少し少し物悲しい気持ちにもなりました。③指先くらいは叶えられたのでしょうか→ラストののあの表情といい、しっとり感といい、きれいでした。何よりこのせりふがすき!! 一番心に残ったのは、やはり③でしょうかねぇ・・・。忘れないように、目は舞台を、指は手に(せりふ書いてた)意識を働かせ、頑張ってました。

●ただひとつ言うのなら、深志方々のお芝居はストレートというか、直線的な気がします。何年も何年も見ていて、思ったことですが。なんだかもっと別の表現法があるのではないかと、言いたくなった舞台でもありました。 たとえばただ声を張り上げるだけで良いのか、とか。なんだか良司はずっと叫んでいた気がします。(いや、叫んでたんだけどさ。)それじゃあ疲れちゃうでしょう。 ここで新鮮な空気をぐいっと吸ってほしい感じです。  ・・・なんて、部外者の私が言えるものでもないですがね。でも数えてみたら11回観てきたのは自分でもびっくり。こんなに同じ団体さんのお芝居を観てきたのは、深志さんくらいしかないです。本気で。元顧問の小川先生も、今まで本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。

Thursday, March 10, 2005

『音楽劇 コーカサスの白墨の輪』




場所◆まつもと市民芸術館主ホール内特設会場

原作◆ベルトルト・ブレヒト
演出・美術◆串田和美

Friday, January 21, 2005

NYLON100℃ 27th Session『消失』



場所◆まつもと市民芸術館主ホール 


作・演出◆ケラリーノ・サンドロヴィッチ

Sunday, January 16, 2005

第40回関東高等学校演劇研究大会(塩尻会場) 埼玉県立草加東高校演劇部『KANATA』

@塩尻市レザンホール

作:コイケユタカ
出演:埼玉県立草加東高校演劇部

第40回関東高等学校演劇研究大会(塩尻会場) 栃木県立氏家高校演劇部『クロスロード』

@塩尻市レザンホール

作:石原哲也
出演:栃木県立氏家高校演劇部

第40回関東高等学校演劇研究大会(塩尻会場) 栃木県立栃木女子高校演劇部『同情トリミング』

@塩尻市レザンホール

作:渡辺茉亜沙
出演:栃木県立栃木女子高校演劇部

第40回関東高等学校演劇研究大会(塩尻会場) 埼玉県立秩父農工科学高校演劇部『なにげ』


@塩尻市レザンホール

作:若林一男+演劇部
出演:埼玉県立秩父農工科学高校演劇部

第40回関東高等学校演劇研究大会(塩尻会場) 共愛学園高校演劇部『ばななな夜~BananaんNight~』

@塩尻市レザンホール

作:入江郁美
出演:共愛学園高校演劇部