Monday, July 21, 2003

長野県松本深志高校演劇部 第56回とんぼ祭公演『魚の祭』

場所◆長野県松本深志高校 講堂(長野・松本)

作◆柳 美里

●お父さん役の方が顧問の先生っっっ!!!これでまずびっくりでしたよ。やっぱ成人の方だと煙草も吸い放題です!!!リアリティが増してきました。携帯の着メロが三人祭、お母さんの鼻歌が松浦なのも◎。ポイント高し(笑)。

●西瓜とカレーも本物でした。西瓜割りなんて本当にしちゃってて・・!!よく当たってましたね。目隠しして。きっとすごい頑張って特訓(???)してらしたんでしょう。多分カサハラがやっても、ヒビが入るかどうかです。(汗)

●声がすごいハキハキしてるんですよね。深志さんって。ハキハキしてるだけじゃない。声もきちんと通るから、声だけでもひきつけられるトコがあるんです。逆に、常に大きいと強弱がつきにくいんですが、ちゃんとついてるし!!!

●舞台装置が今回はすごいリアルでした!!だんだん生々しくなってきてて良いです。ブティックハンガーっていうんですか?ああいうのがあったり、TVにいたっては実際にビデオ流してたり。たまにくずれて見えた時もありましたが、ちゃんと「1つの部屋・家」と見ることができました。お葬式のところなんてもうホントすごい。人の死を扱う劇なら沢山ありますが、お葬式のセットを実際に出しちゃうのがすごくいい。リアルだぁ~!!!スクリーンも効果的です!「ベルゲン・ベルゼン」の時は遠くて何がなんだかわからなかったんですが、すごいわかりやすいし印象的な写真ばかりで。ああいうのって写真が駄目だと逆効果なんですが、もう・・・あれだけでも芸術☆

●ただひとつだけ気になったのは音響。窓とかドアを開ける時にセミの鳴き声が大きくなるのはとてもいいけど、その強弱が大きかったり、全体的に音響のボリュームが大きめだったので、ちょっと聞き苦しいところがちらほら。簡易スピーカーならそういうトコにも気を配ったりしなきゃなんだな・・・ってことを改めて実感しました。

☆カレーが本物で、マジで食していたところ

(日記にもちょこっと感想書きました。こちらへ。)

Sunday, July 20, 2003

長野県田川高校演劇部 第21回蒼穹祭公演『A・R~芥川龍之介素描~』


場所◆長野県田川高校 小体育館(長野・塩尻)

作◆如月小春

●やっぱ音響切ないよねぇ。会場入ったとたんにもうA・Rの世界に浸れるんです・・・。

●くじらの墓標は1番前の席取れなかったので、「これだけでも!」と思い会場に1番に入っていったんですね。そしたらもう誰か座ってて。「夏服の男」だったんですけど。劇がはじまるのも、暗くならずにはじまった・・・というのはもしかしたら初めてだったかもしれません。

●またまた去年気になり、今年も出演していらっしゃった「妻」役の方(去年はアキ役)、あの人の声だいすきなんですよ。演技も。カッコイイ。女なのにカッコイイ。そこに色っぽさなどなどが表れてるから、カサハラもとりあえず1人の女として観てて想う。カッコイイって。 それから良秀役の方。去年はコンデ役の方!あの方は女だからカッコイイ。体全体がすごいしなやかだったように見えました。男にちゃんと見えてカッコイイ。だけどやっぱりホントの男には出せない「男」がある。それが出てました・・・♪うわぁ~!!とにかくカッコイイ!!

●それから、「子供」という役が田川高校の演劇では今まで出ているのを観たことなかったので、今回すごいびっくりでした。本当に子供かと思っちゃた・・・。本当に。

●セットがほとんど「くじら」と同じなんですよ。シャッターの部分はがらがらがら~って部分が無くて、門って感じ。そして階段として使われていたものはありとあらゆることに使われていました。それが「くじら」の方では階段だったってことに、途中から気づいたんです。それくらいもう、例えばバーのソファーやイスならソファーやイスって錯覚させちゃうんです。ここら辺が田川マジックだぁ。

☆「母さん」

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Saturday, July 19, 2003

長野県田川高校演劇部 第21回蒼穹祭公演『くじらの墓標』


場所◆長野県田川高校 小体育館(長野・塩尻)

作◆坂手洋二

●イッカク役の方、チサ役の方に惚れ惚れデス☆★☆去年からすごく気になってたんですね。もうすごいとしか言いようが無いというか、とにかくあこがれですね。

●去年より照明の数が少なかった感じがしたんですが(あくまで感じ。)、でもその分1つ1つの照明が意味のあるものになってた気が・・・。どの照明もすごい効果的でした!!また、今回もマジックミラーを使用していたのですが、リユースしようという精神とか、演出効果としてすごい効果的です!!!マジックミラーのマジック部分を使う時、青いスポットだったのも(海の中だから当たり前なんですが;;;)印象的でした!!!

●くじら(長男さん)をつかまえる時なんかもう大迫力ですよっっっ!!!しかもそれを新体操のような動きとかリボンで表現できちゃうのがすごい。いっぱいいっぱい身体訓練をしてきたんだなぁ~と、しみじみ思いました。波とかもう・・・すごい。布で、バッッッと兄弟を隠して、いきなりみんないなくなってたのもびっくりでしたよ。音がしてるっていうのはわかったんですが、まさかそういう展開とは!!!

●BGMもいつものことながら、こってます!!ああいうのってどうやって探してるのか知りたいです。この作品にミラクルストレートばきゅ~んでした!!切ないんだよ・・・毎回。くぅう。

●暗転を青くしてほしいなぁ。。。すごいキレイなんですよ。(>▽<)

●今回1番びっくりしたのは、田川の演劇って、1回だけじゃ全然理解できないんです。あ、悪い意味じゃなくてね。ものすごく奥が深くて、積み重ねのある劇なので。2回見たのに、「天皇と接吻」はよくわかんなかったんですよ~。これは単にカサハラがおばかなの。ところが、この「くじらの墓標」は、わかる。最後までついて行ける。・・・・なんででしょう。きっとここまですっごい努力をしてきたんでしょう。3月からやってきたってことは、4.5.6.7・・・5ヶ月!!約半年じゃないですか!でもこれが終わりではありません。8月9日は頑張ってください!!(カサハラ東京に行っちゃいますよ!!まじで!)パンフもどきどきでしたよ・・・♪

●私、田川さんの「セリフを大事にするところ」、だいすきです。

☆「魚は泳ぐ、泳ぐはくじら」

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Friday, July 18, 2003

劇団Shooting Star『父と暮らせば』

@学内の芸術鑑賞

作:井上ひさし

●もう牧野内さん、松下さんにめろめろでした!!初対面(役者と観客としての)だったせいもあって、「牧野内さん」と「松下さん」はそこにいないんですね。代わりに「父」と「美津江」がそこにいる。こんな気持ちにさらわれたのは、01年の「ベルゲン・ベルゼン」以来で、本当に2時間があっという間に過ぎてしまいました。

●ちなみにカサハラは、時計の針が動いてたこと、最初の暗転からわかってましたよ♪えっへん。暗転しててもやっぱ人がどう動いているかっていうのがわかるもんなんですね!!この作品のは、ちょっぴり暗転が長く、我に返ってしまうことがよくありました。せっかく劇に浸かっているから、最後まで浸かりたい!!だから暗転は長くしちゃいけないってことを身を持って実感しました。(>_<)

●また、照明の使い方がすごくイイんです。2つの太陽の使い方とか、雷。うん、カサハラは雷に衝撃を受けました。しょっぱなから。

●野菜とかお茶とかが全部本物っていうところもびっくりしました。水くらいは本物っていうところもあるでしょう。でも人参とかキャベツ(?)とか、全部本物。しかも、たまに本物とニセモノ(???)を統一してない劇があるんですよ。そういうの見てるとむかむかするんですが、全部本物!!この精神がすごいと思います。すごいです!!!

●何故かカサハラは、父が幽霊だってこともわかってました。なんでだ・・・???「っていうか徴兵されるでしょう」みたいなことを考えていたんでしょう。実際は徴兵されなかったみたいですが・・・。だけど劇が終わっても幽霊ということに気づいてない人がいたのには驚きました。

●あと、目上の方にあれやこれや言うつもりはないのですが、個人的にBGMが流れてるのを、セリフが始まると同時にプツリと切ってしまうのはカサハラとしては好きじゃありません。例えば雨とかセミの鳴き声。少しの音量だけでも続けて流して欲しかったかもです。音響係として聞いていると。

●上でかなりナマイキなことほざいてますが、でも全体として訴えるものが大きく、「観てよかったぁ!!!」とすごくこころで感じました。部長はこれで泣いたそうな。カサハラもそこまではいかなかったけど、ぐぅぅっっっときました!!!ありがとうございました!!

☆食品関係が、全部本物だったとこ。