Friday, February 29, 2008
世田谷パブリックシアター+コンプリシテ共同制作『春琴』(2008年) 谷崎潤一郎「春琴抄」「陰翳礼讃」より
場所◆世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)
演出◆サイモン・マクバーニー 美術◆松井るみ/マーラ・ヘンゼル
照明◆ポール・アンダーソン 音響◆ガレス・フライ
映像◆フィン・ロス 衣裳◆クリスティーナ・カニングハム
出演◆深津絵里 チョウソンハ ヨシ笈田/ 立石凉子 宮本裕子 麻生花帆
望月康代 瑞木健太郎 高田惠篤/本條秀太郎(三味線)
ひとつのものを生涯愛し続けることの強さ、儚さ、脆さ、一途さ
陰影のもつあいまいさ、奥深さ、美しさ、芸術性
今まで、「舞台は暗いから照明を落とす」のだと思っていた。 コンピューターや手動で照明をプログラミングしないと、舞台に在るのはただ真っ暗闇だけになってしまう。
そうではなくて、この暗さには意味があること を、マクバーニーは示していると、すとんと思ったんです。
「春琴」というひとを表現するにあたって、複数の人形あるいは役者が演じることで浮かび上がる人物像。
たとえば三味線の稽古部屋をつくるにあたって、棒をかさねることで生まれる空間。 極力少ないセットだったからこそ本当に想像力をかきたててみることができた、演劇にしかできないパフォーマンスを観ました!!
ポストトークでの、出演者ヨシ笈田さんのことばにも感動。
※来年再演が決まっているので、ぜひぜひぜひ!ご覧ください。観て損はないです!(笑)
Sunday, February 10, 2008
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