Friday, September 19, 2014

第29回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2014~ 長野県梓川高校演劇部『つきのみや蒸気鐡道株式会社』

@まつもと市民芸術館

作:南海千華
出演:長野県梓川高校演劇部

 久しぶりに地区大会に行ってきました!
…と思ったら,2年前にも行ってました!(ぇ)
でも2年前はおそらくピンポイントで観てたので,こんなにがっつり観るのは久しぶりなんだと思います。

そしてトップバッターは梓川。

どびっくり…どびっくりですよ…!

だって,使用曲のほとんどが「ポンキッキーズ」の曲なんだもの!!!!!!!!!

めっちゃ時代…!時代どんぴしゃり!!!!!!


…いや,厳密には少し外れるのだけど,その時期ポンキッキ観てたから,どんぴしゃりの中に混ぜてやってください…。

(なぜ…!?なぜポンキッキなの…!?)と思いながら観ていたんですが,ラストでSLの曲をかけるためだったんですね(と,勝手に解釈)。

とにかく,20代が懐かしむ曲ばかりだったのですが,現役高校生の皆さんはあの曲のまとまりがわかったのでしょうか…。謎です。


そして内容ですが,主人公ススムくんが同世代でした…。

み,見えない…。いや,これは脚本の問題なのです。なのですが,その年齢だと7年くらい引きこもっていて,最近ようやく社会に出てきた人にしか見えませんでした。生活経験の乏しさというか,そういうものを強く感じました。
(逆に高卒すぐとか,専門卒すぐとかの人なら,「あぁ…いるよなあぁいう人…」になれたと思います。ススムくんの課題的には,なんとなく『千と千尋の神隠し』に近い感じがしました。)

途中馬賊も出てきて,私のアタマの処理が追い付かなくなりました…。すみません…。
なので後半の部分を置いて話をすると,前半~中盤のススムと整備士の考え方の相違は,観ていて面白かったです。(聞けば迷惑になるのでは… vs 聞かないとわからないだろ!)
コミュニケーションがうまくいかない部分の根源って,こういうところにあるんだろうなと感じました。これはススムと整備士で年代が違うということももちろんありますが,やはり根本的な考え方の問題なのだろうと思います。

そして音響と照明の話になりますが,本当にそこでそれが必要か,という点は,再考の余地があるように感じました。特に照明はあまり効果的ではない切り替えがいくつかあったような気が。もっと見せたいものに焦点を絞って良いのではないかと感じました。音響も,ポンキッキポンキッキ言ってますが,果たして効果的かと聞かれると,ううーん。と思ってしまうかも。

でもでも。
梓川の皆さん,声(声帯)が良いなー!と思う方が何人かいらして(おばさん役の方など),きちっと発声のトレーニングすると,もっとよくなるんじゃないかなと感じました。
(おじいさん役の方は,いきなり若くなったときに思わずハッとしました!)
(ススムくんの「無理だよ~」の「よ~」の感じがかわいかった。笑 あぁいう少年役,合いますね…。)

ぜひ!良質な脚本に出会ってほしいと感じました!(上から目線っぽくてスミマセン…)
梓川の皆さん,お疲れ様でしたー。

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