Saturday, September 17, 2005

第20回中信地区高等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台2005~ 長野県穂高商業高校演劇部『やっぱりさ!~ガーガーアヒル大作戦~』


場所◆大町市文化会館(長野・大町)
作◆ながみねひとみ

●まずパンフレットを見て思ったのが、「・・・・何で自分達がやるのに作者名が間違ってるの!!!!!」(-□-;)!!     でした。県とか関東とか、上の大会に行くのなら仕方が無いと思うのですよ。。。(これまで何度か誤字脱字を見てきたことがある。)ですが地区は自分達でパンフ原稿を用意するわけであって。こういうのはいかんと思うのです。作者様ですし。影アナの人も困ってたように聞こえちゃいました;

(↑私、ながみねさんが個人的に好きなので・・・。すみません。)

●観ていて、穂商さんは穂商さんの色を探っているんだなぁという印象が、舞台を通じて伝わってきました。地区大会も3年目ですし、そろそろ時代の流れ的にも、根底にあるゆるぎない核っぽいのが形成される頃・・・なんですかね?よくわかりませんが。 そういう意味では今回は学園モノでしたし、新境地を開拓しようとしている感じがひしひししました。それと同時に、今回は少々見ていてハラハラしてしまった部分もあり、観客のひとりとして不安にもなっちゃいました。

●一番気になったのが照明ですね。スポットが人の動きに合わせて移動するのは、なんだかちゃちく見えてしまう気がします。何かしらの効果ならまだしも、普段使いとなるとむしろ逆効果となってしまうと思うのです。お洋服で言うならば、毎日勝負服・・・・・・・・みたいな?(え。)いつ勝負すんだヨッ、てなことになりかねませんね。 それと、みんなで宿題をかりかりやってるところとかは照明が暗くなってましたが、あれは何で暗くなるのかがわかりませんでした。(=″=)時間の経過でしょうか・・・?それならばもっと他に方法はあるのでは!と、ついつい思っちゃいました。説明的な光より、演技なんかでもじゅうぶんだったように思います。舞台全体としても暗かったのかもしれません。もう少し顔あてというか、全体が明るくなるようなものがあると嬉しかったです。

●場所がイマイチわかりにくかったです・・・。カサハラ最初は普通の教室で、後ろは現代を生きる若者の叫びを表したものだと思ってました・・・!!(苦)ピカチュウ書いてあった!(喜)あとイカ!!ピンクのマジックはちょっと見えにくい。。。後半になってようやく気づきましたね。ともかくあの場は、壁は部室っぽいのに部屋のつくりとしては、がらりとした引き戸(?)ですし、机は均等に並べられているし、イマイチぴんときませんでした。んんんー。  ですが、全部壁かと思ったらその片隅がドアだったのはちょっと面白かったです!わぉ。 人形足が見えちゃったり、最初のとこでドア前で話をしてるとき、表情が枠とかぶって見えにくかったのは残念でした。

●無駄な動きがあったり(長ぜりふのたんびに机の前のスペースをいったりきたり。)、動きに型があった(せりふのたんびに同じ場所に立ったり向く方向が定まってたり)するのは違うんじゃないかなぁと思いました。あと、あまり横を向いて話しすぎても声がこちらにとんでこないので、なんだか取り残されちゃった気がしてさみしかったです。(;_;)横向きだと声も小さくなりますし。

●本多役の方は、声が良い!!・・・気が。あれ、しゃべらなかったっけ、本多って。あれ。(汗)  あと、内山はなぜか存在感を感じました。目が自然にそっちいっちゃうっていうか。 そして穂商オーラを感じましたネ☆☆あと、早河様のいびきが良い。(笑)

●穂商さんの和やかな雰囲気がスキです。2003年2004年の作風が少し似ている傾向にあったためかもしれませんが、やはり部や人々の雰囲気は、どんな作品でも滲み出てくる気がするのですよ。それだからこその作品!!ってこともあるでしょうし。商業高校だからなんですかね、男女仲よさそうに見えるのは。とっても素敵なことだと思います★うらやましいです。でも観ていて、少し手探り状態というか、やり方に困っているような雰囲気も見受けられました。たとえば5時40分くらいで、斎藤が出て行くところで立ち止まったわけですが、そこは「斎藤」と呼び止められるからこその動きをしているように見えちゃいましたね。44分にも似たようなことがありました。なんだかちょっと低迷してるような気がしちゃいました。前述しましたがね。新しいジャンルに挑戦したり、新境地を開拓するのはほんと大変なことですが・・・コッソリ静かに応援していたいです。

●「ガーコとガータとわたし」というせりふと、ひとりじゃなくなったから置いてく、というのが良いです!!こういう部分にながみねさんの味がしますね!!そしてそこにスパイスを振りまくのが、きっと役者さんなのだと思います。観ていて「もっとここ面白くできそう!」という場面が多々ありました。はぁ★来年に期待したいです。(^□^)

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